期限切れの目薬でトラブル→角膜びらん

久しぶりの目の充血。いつ使ったのかわからない目薬を自宅で見つけて使ったら悪化してしまった、なんてことはありませんか?日常的に摂取する食べ物の賞味期限は気にしてはいるものの、たまにしか使わない薬の使用期限を気に掛けることはあまりないかもしれません

とはいえ、使用期限の過ぎた薬を使うと思わぬ落とし穴があるかもしれません。みなさんの家にある常備薬は大丈夫でしょうか?

4人に1人が常備薬を放置している

トレンド総研が2015年4月、20~50代の男女500名を対象に行った「常備薬の購入・管理に関する意識調査」によると、自宅に置いてある常備薬トップ3は次のような結果になりました。

1位:絆創膏(84%)
2位:目薬(78%)
3位:風邪薬(77%)

この3つは自宅の常備薬の定番アイテムといってもいいでしょう。さらに「医薬品に使用期限があることを知っていたか」という質問に対し、「知っている」と回答した人は94%。とはいえ「自宅の常備薬をチェックしたのはいつごろですか?」と聞くと「1年以上チェックしていない」と答えた人が26%にのぼり、使用期限があるのを知りつつも放置している人が多いことがわかりました。使用期限が過ぎているかもしれない常備薬は何かという質問に対してもっとも多かったのは「目薬」(25%)でした。

◆市販の目薬の使用期限は2~3か月

一般的に目薬の使用期限は市販のもので2~3か月だと言われています。処方薬にいたっては長くて1か月、短いと1週間のものもあるでしょう。市販薬の容器に記載されている使用期限は、あくまで開封しなかった場合です。目薬は一度使うと、気づかない間にまつ毛や目やにが点眼薬のふちに触れてしまうことがあります。また、手で触れてそこから目薬に雑菌が入ってしまうこともあるでしょう。ほとんどの目薬には防腐剤が含まれていますが、使用期限を過ぎると雑菌を抑えることはできません。

開封したものはできるだけ早く使い切りましょう。また、使い切れなかった目薬は捨ててしまったほうが安全です

使用期限が過ぎた目薬で「角膜びらん」になることも

使用期限が過ぎて雑菌が繁殖した目薬を使うと、眼球の角膜上皮がはがれて障害をきたす「角膜びらん」になる恐れがありますこれは、角膜の表面をすりむいた状態です。角膜びらんにかかると次のような症状を引き起こします。

・眼の痛み
・白目の充血
・眼がごろごろする
・涙が止まらない
・まぶしい
・視力の低下

角膜は皮膚と違って血管がないため、流血はしません朝起きて目を開けるときや、まばたきをするときに強い痛みが起こります角膜びらんはきちんと治せば後遺症は残りませんが、何度も繰り返すと「再発性角膜びらん」になる恐れがあります。目が不調だと仕事や勉強もはかどりにくいもの。使用期限を守った目薬を使い、トラブルを防ぐようにしましょう

参考 Mocosuku編集部 2015.07.04

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