春の不調の原因は→肝へのストレス

春を感じる季節になりました。東洋医学では、春は「肝」です「肝」というのは、この季節にとても重要なカギを握るものですが、現代医学で言う肝臓とは少し違います。今回は、東洋医学における「肝」についてご紹介します。

東洋医学での肝は精神的な影響を受けやすく、ホルモンバランスを整え、血を貯めて身体中に流すダムのような所です。またほかの臓器と密接に連携しており、自律神経に近い働きもします

変化が多く、ストレスを受けやすい時期

そんな重要な肝ですが、春には機能が低下します季節の変わり目などに起こるさまざまな体調不良は、東洋医学では、「肝が原因であることが多い」と考えます

この時期は、環境の変化や人間関係の変化が多く、大きなストレスを受けやすくなります寒い冬から春へ季節が変わり、体も変化しようとします。しかし、精神面でも緊張する場面が多く、体の力を抜く機会が減り、リラックスをすることができなくなりますそれが自律神経の乱れとして影響し、ほかの臓器にさまざまな症状が起こってしまいます

この精神的な緊張などの「肝へのストレス」を緩和できれば、季節に合わせて体を変化させるのもスムーズに行うことができます。つまり、この時期の不調は、精神的な部分から改善することが必要。では、どうすれば肝へのストレスを緩和できるのでしょうか。

よく「メリハリ」と言いますが、まずはオンとオフをしっかりと区別することが重要です。それは仕事や遊び、趣味などもそうですが、食事や睡眠も同じですダラダラと飲み続けたり、ながら食事はやめましょう

肝を養生する食べ物は「酸っぱいもの」

睡眠も時間の長短ではなく質ですたとえ短い時間でも、何回かに分けることで質のよい睡眠がとれるのであれば大丈夫です肝は脳とも密接に関係しており、睡眠で脳が休んでいる間は、肝も休むことができます

また、肝を養生する食べ物は、東洋医学では「酸」です。つまり、お酢や柑橘類などの酸っぱいものです。もちろん、酸だけ大量に食べてもいけませんが、1日の食事の中に、必ず酸味のメニューを入れるのがいいでしょう

春は飲酒の機会が多くなります。お酒を飲むときは、酸味ある味付けの物を食べると肝にやさしいお酒が飲めます

季節の変わり目で、体にも精神にもストレスがかかる時期ですが、メリハリをしっかりつけて肝をストレスから守りましょう

参考 東洋経済オンライン 2015.04.07

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