日韓、改善機運高まる→米後押し

冷え込んでいる日韓関係の改善に向けた機運が高まってきた
安倍晋三首相は韓国の朴槿恵大統領と初の正式な会談を来月1日に開く方向で最終調整中で、政府関係者は「胸襟を開いて話をすることが大事だ」と期待を示す背景には同盟国間の不和を懸念する米国の働き掛けがあるが、日韓間には懸案が山積しており、本格的な関係改善に向かうかは不透明だ
16日のオバマ米大統領と朴氏との米韓首脳会談では、日韓関係も話題に上り、オバマ氏は歴史問題の解決にも言及して関係改善を促した。日本政府関係者は17日、「日米韓の結束を示した」と評価した
朴氏は2013年の就任以来、いわゆる従軍慰安婦問題の進展を首相との会談に応じる前提条件に据え、米国にも歴史問題が日韓間の懸案だと強調してきた。安倍政権が慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話の検証を行うなどしたため、米国内には首相の姿勢に対して「歴史修正主義」との見方も出ていた
首相は今年4月、訪米時の議会演説で第2次大戦への「痛切な反省」を表明。8月に発表した戦後70年談話でも引用の形ながら「おわび」に言及した。こうした取り組みで、政府関係者は「米国の懸念を払拭(ふっしょく)でき、風向きは変わった」とみる
北朝鮮の核問題や中国の台頭を懸念する米国からは、韓国に「仲たがいしている余裕はない」(高官)とのメッセージが繰り返し発信された

朴氏も現実的な判断に傾き、15日のワシントンでの講演では、初めて日韓首脳会談を開催する可能性に言及した

参考 時事通信 2015.10.17

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