日本生命→豪銀の生命保険事業買収

日本生命保険がオーストラリアのナショナル・オーストラリア銀行の保険事業を買収する方向で最終調整に入ったことが13日、分かった買収額は2000億~3000億円程度となる見通し。月内にも合意し、来年3月末までに手続きを完了したい考え。実現すれば日本生命の海外M&A(企業の合併・買収)としては最大規模となる

 第一生命保険に国内首位の座を奪われた同社だが9月に発表した三井生命保険の買収に続いて、成長する海外市場で大規模なM&Aに踏み切ることで首位奪還を目指す。今年度の決算にナショナル・オーストラリア銀行の収益を反映させる方針だ。

ナショナル・オーストラリア銀行はオーストラリアの主要銀行のひとつ保険事業については国際的な規制強化や低金利で運用益を確保しにくい中で、売却先を探していた日生は人口減少で市場が縮小する国内だけでは高い成長を確保できないと判断。買収を通じて海外事業を強化する

国内の生命保険業界では、第一生命が2015年3月期決算で戦後初めて売上高に相当する保険料等収入で日本生命を抜いて業界トップに浮上。これに対し、日本生命は今年3月、10年間で国内外のM&Aに1兆5000億円を投じる方針を掲げ、9月には三井生命を買収して子会社化することを発表。両社の首位争いが激しさを増していた

参考 毎日新聞 2015.10.14

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