日本のランドセル→世界で愛されるワケ

外国人が飛びついた日本のランドセル

2014年、ハリウッド女優の“パパラッチ写真”などから大注目

2014年、米女優、ズーイー・デシャネルさんの赤いランドセル姿を撮った写真が拡散したことや、日本アニメのキャラクターが使っていることなどから海外での知名度が上昇。ファッションアイテムとして人気を博している

ブームは日本にも波及

10万円の「大人ランドセル」が完売続き

老舗鞄メーカーの土屋鞄製造所は2015年秋、「大人ランドセル」を発売。価格は10万円だが過去2回の即日完売を経て3月12日に改めて販売を開始する。革製品専門メーカーのヘルツは「大人も使える」ランドセルを販売中

大人もランドセル…丈夫で荷物たっぷり〔3月11日 読売新聞〕

スタイリッシュなだけでなく「丈夫で長持ち」なのが人気の理由

ランドセルならでは特徴「丈夫さ」が人気の理由という。子ども用ランドセルが、小学校生活6年を通して使えるように、この大人用ランドセルにも長年培った老舗ランドセルメーカーの技術が生かされ、長く愛用できるカバンとなっているという

10万円する「大人用ランドセル」。日本でなぜ売れる?〔2016年1月30日 HARBOR BUSINESS Online〕

“モテる人”は使ってみたい?

実際に、大人向けのランドセルを使いたい人はどのくらいいるのか、しらべぇ編集部が20~60代の男女1340人に尋ねたところ、「使ってみたい」と答えたのは6.3%。“モテる人”はそうでない人の5倍以上「大人用ランドセルを使ってみたい」との調査の結果も

「大人用ランドセル」にモテる人が熱視線!新ブーム誕生か〔2016年3月6日 しらべぇ〕

実は一歩先んじていた日本企業があった

大流行前、すでに欧米ファッション界を虜にしていた「大峽製鞄」

ノンフィクションライターの窪田順生氏によると、ズーイーさんの写真の数年前からランドセルは欧米ファッション界で評価され、現地で報道されていた。そこには老舗鞄メーカー「大峽製鞄(おおばせいほう)」の存在が大きいという

安売りをしない「大人ランドセル」が、海外セレブを虜にする理由〔2016年3月8日 ITmedia〕

学習院のランドセルも手掛ける老舗

昭和10年創業の大峽製鞄は日本のランドセルメーカーの草分け的存在で、学習院初等科のランドセルも手掛ける皇室御用達ブランド。愛子様も同社製品をお使いになっているという

世界的評価を受ける老舗鞄ブランド「大峽製鞄」〔2012年2月2日 J-WAVE〕

2011年のイタリア進出を皮切りに次々と高評価

2011年、イタリアの世界的メンズファッションフェア出展を機に、欧米ファッション関係者や現地メディアが同社「ランドセル」に飛びついた。翌2012年ミラノの国際鞄見本市「ミペルザバッグショー」では「大人用ランドセル」が入賞。革製品の「本場」での受賞で、世界的な注目を集めることに

〔2013年「逸品礼賛」 男の隠れ家MONO 三栄書房〕

世界に「OHBA」知らしめた大人用ランドセル

2011年、東京芸大とデザインチームとの産学協同研究開発事業でランドセル型リュック「リューク」を発売。「作品の造形美というかフォームの良さにはさすが芸術家作品の雰囲気」(同社)という出来栄えで、欧州ファッション界を虜にした

東京芸術大学とのコラボレーション〔大峽製鞄公式サイト〕

《ミペル・ザ・バッグショー(MIPEL THE BAG SHOW)》

ミペル・ザ・バッグショーは、イタリア・ミラノで毎年年2回開かれ、イタリア皮革・準皮革製品製造業協会が主催する歴史ある世界最大規模のかばん見本市

ミペル・ザ・バッグショー〔公式HP〕

“成功”たぐりよせた「攻め」の姿勢

日本のものづくりに根強い「受け身の考え」を排除

前出窪田氏は、日本のものづくりには「黙っていいモノさえつくっていれば、いつか目の肥えた人間がやってきて評価をしてくれる」という「受け身」が根強いと指摘。大峽製鞄の大峽宏造専務は「コミュニケーション下手」なところも、日本のものづくりを衰退させる元凶と考えている

安売りをしない「大人ランドセル」が、海外セレブを虜にする理由〔2016年3月8日 ITmedia〕

「値引きなし」でブランド維持、独自のコミュニケーション策も奏功

さらに、「スーパーブランドに匹敵する価格帯」を堅持してブランド価値の下落を阻止するほか、展示会などでの情報収集、ネイティブスタッフによる確かな発信などで「『世界を注目させる』ことに成功した」(窪田氏)

安売りをしない「大人ランドセル」が、海外セレブを虜にする理由〔2016年3月8日 ITmedia〕

続く爆買い、子供用も変わらぬ人気

安全性に配慮、丈夫な日本製だから安心

中国の学校では1年ごとにかばんを買い替えることが多いが、6年間使うことを前提に作られている日本製ランドセルの丈夫さや金属アレルギーなど安全性に配慮した点が受けているという。「中国にはないデザインでおしゃれだと思う。丈夫な日本製だから安心」とも

「日本製ランドセル」〔2015年10月30日 毎日新聞〕

韓国でブーム、約9万円もする高額なランドセルも

韓国でも最近、日本の小学生が使うランドセルが人気というネット上では、韓国で100万ウォン(約9万円)もする高額なランドセルを日本からの直接購入により半額で手に入れたといった書き込みも目につくという

【コラム】韓国のランドセルブームと「克日」〔2016年3月6日 朝鮮日報〕

ランドセルの進化は止まらない?

レクサス、15万円の高級ランドセルを発売

LEXUS が全国の販売店で購入出来る「LEXUS collection」の商品ラインナップとして、15万円の高級ランドセルの販売を開始した。同社車両と同じカーボン繊維素材を使用しているという。

レクサスが最上級スポーツカーと同じ素材を使った「15万円のランドセル」を発売!!〔ロケットニュース〕

「ライフスタイルの中でレクサスの感性やこだわりを感じてほしい」

販売の狙いについて、レクサスの担当者は「世代を超えてブランドを身近に感じていただきたい。ライフスタイルの中でレクサスの感性やこだわりを身近に感じとっていただきたいと考えた」。

なぜレクサスがランドセル? 価格15万円、狙いやこだわりを聞く〔2016年3月9日 withnews〕

イザ!ニュースまとめ2016.03.12

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