新日鉄住金→新溶接軽量H鋼を開発

新日鉄住金は17日、溶接軽量H形鋼「スマートビーム」の素材に高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ」を使用した「SDスマートビーム」を開発し、今月から本格販売すると発表した従来より3ミリ厚いフランジ厚9ミリのプレめっきのH形鋼が製造可能となり、後めっき品に比べてトータルコストをダウン、工期短縮を図ることができる今後、溶融亜鉛めっき鋼板を用いた「スマートビーム」からの置き換えや屋内の住宅部材に用いられるH形鋼の置き換えなどを進め、年間1万5千トンの販売を目指す

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開発したのは旧新日本製鉄が開発した「スーパーダイマ」と旧住友金属工業が開発した「スマートビーム」を組み合わせ統合によるシナジー効果を発揮した製品。「スマートビーム」は素材に熱延鋼板を用いた製品に加え、溶融亜鉛めっき鋼板を用いたものも製造・販売してきた
今回、素材に「スーパーダイマ」を用いることで耐食性を担保しつつ、めっき厚を薄くできるため、ユーザーによる溶接加工性の向上が期待できる。また、住宅部材で採用数の多いフランジ厚9ミリに対応。プレめっき品のため、工程省略が可能となる。
 溶接軽量H形鋼の市場規模は年間15万トン程度同社は年間12万トンを供給しており、そのうち溶融亜鉛めっきを施した溶接軽量H形鋼を現状では年間1万トン程度販売している
 主に住宅の梁材や温室、システム建築などに使用されるが、需要は消費増税後の反動減などの逆風下でも堅調に推移している。こうした中、高機能製品の投入により需要を捕捉するとともに「スーパーダイマ」の需要拡大も図る。
 今年行ったプレ販売では既に住宅分野で複数件採用されている

参考 鉄鋼新聞 2015.09.18

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