新大型ロケット「H30」→設計を発表

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、平成32年度の初打ち上げを目指して開発している新大型ロケット「H3」の設計の概要を正式に発表した現行のH2Aと比べ打ち上げ能力を約1.5倍に高め、費用を半減して商業打ち上げ市場での競争力を強化する

 通信衛星などの静止衛星は近年、大型化が進み、打ち上げ能力が最大4.6トンのH2Aでは対応しきれなくなった。このためH3は新開発の1段エンジンを2基または3基、1段の周囲に取り付ける固体ロケットブースターを0、2、4本から選択できるように設計。これにより能力を6.5トン以上に高め、多様な衛星に柔軟に対応できるようにする

 全長はH2Aより10メートル長い63メートルで国産ロケットでは史上最長となる開発費は約1900億円。32年度にブースターを搭載しない機体で試験機を打ち上げる。

民生用の電子部品を採用するなどして製造コストを圧縮。種子島宇宙センター(鹿児島県)の整備棟を改修し、機体を寝かせた状態で組み立てて作業効率を高める点検の自動化で作業要員を大幅に減らし、整備コストも削減する打ち上げ費用はH2Aの半額の50億円を目指す

開発を統括する岡田匡史プロジェクトマネージャは「日本の得意技術を融合し、信頼性と価格の両面で世界トップクラスのロケットにしたい」と話した。

参考 産経新聞 2015.07..08

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