新型iPhone ドコモの取り扱い発表

iphone5cアメリカのIT企業アップルは、世界的なヒット商品となったスマートフォン、iPhoneの新型機種を発表し、携帯電話の日本国内最大手、NTTドコモが新たにiPhoneの取り扱いを始めることを正式に明らかにしました。

アップルは、10日、カリフォルニア州の本社で新商品の発表会を開き、高機能のモデルと価格を抑えた廉価版の2種類の新型iPhoneを披露しました。
このうち、高機能モデルは、情報の処理速度をこれまでの2倍以上にし、より高速でデータのやり取りができるようにしたほか、指紋認証の仕組みを取り入れてセキュリティー機能を高めたのが特徴です。
価格は、最も安いモデルはアメリカでは199ドル、日本円で2万円で、日本での販売価格はそれぞれの携帯電話会社が発表するということです。
一方、初めてとなる廉価版のiPhoneは、本体を覆う素材にプラスチックを採用したことなどで価格を高機能モデルのほぼ半額に抑えていて、本体の色は青やピンクなど、5色に増やしています。
アップルは、この2種類の新型iPhoneをアメリカや日本、中国など9つの国で今月20日から発売する予定だと明らかにし、その際、日本の最大手、NTTドコモが新たに取り扱いを始めると正式に発表しました。
発表会で、アップルのティム・クックCEOは、「2種類の新型モデルを投入することで利用者を増やすことにつながるだろう」と述べました。
これを受けてNTTドコモも11日朝早く、iPhoneが発表した2種類の新型機種を今月20日から販売することを正式に発表しました。

新型で巻き返し図る

世界のスマートフォン市場では、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を採用した端末が急速にシェアを伸ばし、全体の80%近くを占めているのに対して、アップルのシェアは低下を続けています。
アメリカの調査会社IDCによりますと、ことし4月から6月までの3か月間の世界シェアは、「アンドロイド」を採用する韓国のサムスン電子が30.4%となったのに対して、アップルは13.1%と大きく引き離されています。
さらに「アンドロイド」陣営では、韓国のLG電子や中国のレノボがこのところシェアを伸ばしておりアップルを追撃しています。
こうしたなか、アップルは新型モデルの発売と合わせて6000万件を超える契約を持つNTTドコモと組み、日本での利用者の上積みを図りたい考えです。
また、今回、新たに廉価版を投入することで、成長が見込まれる中国などの新興国で高価格のスマートフォンには手が届かなかった消費者を取り込み、巻き返しを図りたいというねらいがあります。
アップルの株価は、業績の伸び悩みへの懸念を背景に、去年の9月にiPhoneの前のモデルを発表してからおよそ30%も落ち込んでおり、今回投入する新型のモデルで勢いを取り戻すことができるかどうか注目されます。

 

NHK NEWSWEB より

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