新たな天文学への扉→重力波

アインシュタインの予言から100年ついに直接観測に成功した重力波は、これまでの光や電波による観測では不可能だった宇宙最初期の姿などを探る手段になると期待され新たな天文学を開く扉になる
天文学はこれまで、可視光から電波、X線など観測の手段を広げ、そのたびに新たな宇宙の謎を解明してきた。しかし、これらはいずれも電磁波と呼ばれる光や電波の仲間で、光さえまっすぐに進めない宇宙誕生から約38万年後までの姿を観測することは原理的に不可能だった

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物質との相互作用が少ない重力波の観測で、こうした宇宙誕生直後の姿や、光を出さないブラックホールの誕生の瞬間など、さまざまな現象の解明が可能と考えられ、宇宙に対する人類の理解を大きく広げると期待されている
素粒子ニュートリノの研究でノーベル物理学賞を受賞し、日本の重力波検出装置「KAGRA(かぐら)」のプロジェクトリーダーも務める東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長は「新しい観測方法が見つかると、宇宙に対する考えを大幅に塗り替えてきた」と話す初の直接検出は先を越されたが、重力波を使ってどう宇宙像を塗り替えていくのか、日本のチームも含めた研究の進展が期待される

   参考時事通信  2016.02.12
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