慢性疲労症候群ってなに?

日常生活に影響を及ぼすほどの疲労感が6か月以上続く病気、慢性疲労症候群。慢性疲労症候群の原因と発症率、自覚症状について詳しくお伝えします
■慢性疲労症候群の原因と発症率

風邪のような症状から慢性疲労症候群は、日常生活に影響を及ぼすほどの疲労感が長期間続く病気です風邪のような病気から症状が始まることが多く、その後疲労感が6か月以上続きます。アメリカでは、最大で10万人につき38人の割合で慢性疲労症候群の症状を訴えています。また、近年では発症率がさらに増えていることが明らかになっています。慢性疲労症候群は主に20〜50歳の人にみられ、男性より女性の方が約1.5倍多いと言われています

原因の解明はこれからはっきりとした原因は不明で、身体的なものか精神的なものかということも分かっていません。ある研究結果では、アレルギーやホルモンの異常、脳への血流の減少、ある種の栄養素不足などが原因と指摘されていますアレルギーについては、慢性疲労症候群患者のうち約65%が過去にアレルギーを起こしていることが分かっています。また、慢性疲労症候群患者の家族から発症する確率が高いということから、慢性疲労症候群は遺伝的要因があるとも考えられています

他にも、ストレスが引き起こす身体の異常や、神経・内分泌・免疫の異常、病気の回復期に長期間にわたり安静状態を続けることを要因とする説など、慢性疲労症候群の原因は複数あると考えられています
■慢性疲労症候群の自覚症状

長期にわたる疲労感慢性疲労症候群は日常生活に影響を及ぼすほどの疲労感が6か月以上続きます。疲労感は1日中続き、これは身体活動や心理的ストレスにより悪化します。風邪のような病気から症状が始まることが多いですが、この症状がなく疲労感が出始めることもあります。また、集中力の低下や不眠、頭痛、腹痛、喉の痛み、関節痛、筋肉痛などの症状が現れることもあります

微熱や痛み、睡眠障害なども主な症状は疲労感ですが、疲労の原因が見つからない場合、慢性疲労症候群に当てはまる可能性が高いといえます。その他に代表的な症状としては、微熱や痛み、睡眠障害、精神障害などが挙げられます平熱より1.5度程高い熱が半年以上にわたって続き、解熱鎮痛剤などを飲んでも熱が下がらない状態になることも。また、喉の痛みや頭痛といった風邪のような症状や、動くことができないほどの筋肉痛になることもあります

睡眠障害については、自律神経の異常から不眠や過眠などの症状が現れます。精神障害では神経伝達物質の低下などから、うつ病に似た症状になります。うつ病は朝に憂うつ感が強いことに対して、慢性疲労症候群は午後になると憂うつ感が強まるのが特徴です。また、集中力や注意力の低下が見られ、認知症のような症状が出る場合もあります

ヘルスケア大学2016.03.19

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