恨まれずに男を捨てる→決め台詞

三鷹ストーカー殺人事件をきっかけに昨年、リベンジポルノ防止法が施行されたが、事件は後を絶たない被害者は圧倒的に女性だ女性が切り出した別れ話がもつれ、未練を募らせた男性が逆恨みして……というパターンが典型的実際、5人に1人がストーカーの影に怯えているという

20~40歳の働く未婚女性600人を対象にしたALSOKの調査によると、〈ストーカー被害に遭ったことがある〉と答えたのは8.8%を占め、〈遭いそうになったことがある〉を含めると、全体の20.0%に上った

女性の恋愛事情に詳しいライターの吉田潮氏はこう言う。

ストーカーされやすい女性は、うまく別れられなかったケースがやっぱり多いいわゆる“お盛ん”な女性たちにそのあたりを聞くと、経験豊富な女性ほど別れ上手です彼女たちに共通するのが、真実を伝えない、突拍子もない理由を挙げない。例えば、がんになったとか転勤するなんていうのは“盛り過ぎ”なんです。彼氏との関係を続けたいけれど、やむにやまれず彼氏のためを思って別れを選んだ――というストーリーを自然に作り上げるのがテッパンです彼氏は男のプライドを保てるので、後腐れなく縁が切れます

同時進行を含め、交際人数が100人を超える佐藤美香さん(仮名=33)は、「たとえ事実でも〈嫌いになった〉とか、〈他の人と付き合うことになった〉とは絶対に言いません。言えば言うほどリベンジされますから」とこう続ける

「あなたと釣り合うように仕事に集中したい、とか、留学してスキルアップしたいの、はよく使います復縁の希望を持たせるのでこじれることはないですね長期戦のパターンだと、〈お腹痛いかも~〉〈風邪っぽいかも~〉と2カ月くらい体調不良を訴えて、最終的に〈婦人科で検査したら大きな子宮筋腫が見つかって、摘出しなきゃいけないかも……〉と打ち明けます。Hできなくて申し訳ないから、別れるしかないと思うのって

200人以上の経験を持つ鈴木遥さん(仮名=35)も手が込んでいる。使うのは「ペット」だ

「子ども時代に飼っていたマルチーズの写真をスマホに取り込んでおいて、付き合い始めに〈ウチのココちゃん、かわいいでしょ~〉と見せておくんです。別れたくなったら、〈ココちゃんが死んじゃった。私に優しくしてくれる○○クンの顔を見ていると、ココちゃんを思い出して涙が止まらないの。これ以上、前に進めない……〉ってペットロスを装う。ペットネタは、デートがつまらなくて早く切り上げたいときも使えますよ。〈ココちゃんのお水替えるの忘れてきちゃった!〉って言えば疑われませんから」

 真実を告げて元彼を犯罪者に仕立ててしまうよりは、嘘の方がずっと優しいかもしれない

参考 日刊ゲンダイ 2015.07.11

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