小学生の5人に1人が便秘状態

 便秘の小学生が多い! ──そんな驚きの実態が、NPO法人日本トイレ研究所(東京)が全国47都道府県の小学生4,833人の保護者を対象に実施した「小学生の排便と生活習慣に関する調査」で明らかになった。

調査では、小学生の5人に1人(20.2%)が便秘状態にあることが判明! さらにその保護者の32.0%は子どもが便秘状態にあると認識していない。ちなみに、3日に1回以下しかうんちが出ない子どもは7.6%。そのことに、危機感を持っている子どもは5人に1人となっている。地域別では、便秘状態の子どもが多い都道府県は大阪府(29.8%)だった

小学生の間では、学校のトイレでうんちをすることに恥ずかしがる子どもが多いという。それが関係しているのか、学校でうんちをしたくなった時に我慢する、学校でしないという小学生はいずれも約半数。学年が上がるにつれ、その傾向が強まり、6年生ではともに6割近くに達している。

そして、学校でうんちをする際、人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことがある子どもも約50%。学校でのうんちをからかわれた経験がある子どもは、約5人に1人にとどまったが、学校でうんちがしにくいと回答した子どもにその理由を尋ねたところ、「友達に知られたくないこと」(55.9%)、「友達にからかわれること」(36.4%)など人目を気にしている傾向がある

もっとも、学校でしないのは、人目を気にしているだけではないようだ。学校のトイレはうんちをしやすいと感じている子どもは4人に1人。今や、洋式トイレが当たり前の時代に、学校のトイレは和式が中心であり、それを子どもが嫌がることは想像に難くない

この調査結果について、さいたま市立病院小児外科部長の中野美和子先生は「学校で排便しにくい、ガマンしてしまうことが、便秘症が多いことと、関連している可能性がある。学校でのトイレ環境がよくないことや、教育者側が排泄に関して関心をもっていないことが、大きな要因だろう」と指摘する便秘が身体に悪いことは当然のこと、教育現場で問題意識を持つことや、トイレの改善などに取り組む必要があるかもしれない

オーヴォ2016.06.08

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