小子高齢化は→宝の山?

外資企業が、少子高齢社会の日本市場を「宝の山」として注目している。大学や地方自治体と提携し、市場研究や実証実験を行う事例が相次ぐ。中国やシンガポールなどアジア諸国は今後、日本と同じく短期間で高齢社会へ移行するとみられており、「高齢化最先進国」の日本で健康・福祉分野のノウハウを学び、超高齢社会を迎えるこれらの国で商機を狙う

神戸市は今秋、高齢者の集いの場「介護予防カフェ」を始める。コーヒーを飲みながら、健康維持の情報や話し相手が得られる場を提供することで、高齢者の引きこもりや孤立を防ぐ。神戸市がカフェの運営主体を公募したところ、7、8月の説明会に約200人が集まった。年度内に100カ所を設置する目標だ

このプロジェクトに全面的に協力するのが、スイスに本社を置く食品最大手、ネスレだ全てのカフェに無償でコーヒーマシンを用意し、健康づくりに関する冊子や自社の健康補助食品、独自開発の健康プログラムを提供する

ネスレはヘルスサイエンス部門で栄養補助食品のほか、アルツハイマーなど高齢化に伴う慢性疾患の診断や研究を手がけている高齢社会のニーズを探りたいネスレと、「生涯現役」の高齢者を増やしたい神戸市の狙いが一致。両者は昨秋、元気な長寿社会の実現に向けた連携協定を締結した

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