安倍首相→中国減速に懸念

G20首脳会合は、先行き不透明な世界経済も議論した中国の成長が減速し、新興国の景気も軒並み悪化している上、米国の利上げ観測を受け世界経済の変調リスクが強まっている。世界経済の牽引(けんいん)役が見当たらない中、各国がどこまで経済問題で協調できたかがカギだ。

安倍晋三首相は世界経済をテーマとしたセッションで「効果的な成長戦略を果断に実施しなければならない」と各国首脳らに呼びかけた。その上で、女性の就業者数増や農業改革など政権の取り組みを挙げてアベノミクスの成果を示し、「力強く成長して、世界経済の成長へ貢献したい」と述べた

安倍首相はまた、「中国は過剰生産設備の解消などの改革努力が求められる。中国経済の安定的でバランスの取れた成長は、世界経済の安定に資する」と述べ、減速する中国経済への懸念を表明した

さらに「質の高いインフラ投資を推進したい。これから誕生する国際金融機関とも共同していく」と述べ、中国が設立を主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)を念頭に、質の高い投資で連携を進めたいとの意向を示した

国際通貨基金(IMF)は12日発表した報告書の中で、世界経済について「中国の景気減速や米利上げへの対処を誤れば成長軌道から外れる恐れがある」と警鐘を発した

参考 産経新聞 2015.11.16

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