宇宙望遠鏡の光学部品開発

京都産業大やキヤノンなどは8日、赤外線を5万種類以上の波長に分ける高性能な分光装置に用いる光学部品を開発したと発表した分光装置を小型化でき、地上大型望遠鏡や宇宙望遠鏡の性能向上につなげられるという
水や有機分子は特定の波長の赤外線を吸収したり放出したりする望遠鏡で観測した赤外線を波長ごとに解析すると、宇宙空間に存在する物質を解明することができる。一般的に分光装置は望遠鏡の大きさに比例して大型化し、地上施設が巨大になったり、宇宙望遠鏡の打ち上げが難しくなったりする課題があった。
開発したのは「イマージョン回折格子」底面が横約8センチ、縦約2センチの半導体で、表面に微小な段差が刻まれている内部に入射した赤外線が段差部分で反射し、さまざまな波長に分けられる。従来の回折格子に比べ、分光装置を数分の1の大きさにできるという。
開発グループの池田優二・京産大神山天文台研究員は「化学や医療、通信などの分野でも応用が期待できる」と話している。

参考 京都新聞 2015.07.08

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