子供が水ぼうそうにかかったら→対処法

 水ぼうそうは水痘(すいとう)とも呼ばれる感染症の一種。「誰でも一度はかかる軽い発疹(ほっしん)の病気」と思われがちですが、重症化すると非常に危険な病気で、乳幼児は特に注意が必要です。しかも、かかりやすいピークは1~4歳で全体の患者層の約80%を占めています。水ぼうそうが流行しても慌てず、お子さまを守ってあげられるよう、症状の表れ方や対処法について学んでおきましょう。

水ぼうそうの原因、潜伏期間、症状は?

 水ぼうそうの原因は「水痘帯状疱疹ウイルス」というウイルスです感染力は非常に高く、接触や飛沫からの感染はもちろん、空気感染も起こるため、保育園や幼稚園などで一気に流行することもあります体内での潜伏期間はおよそ2週間。発症後、1~2日ほど発熱やだるさ、頭痛といった症状が表れますが、この段階では自覚がないこともありますその後、赤く小さな発疹が全身に現れ始め、時間を追うごとに水ぶくれのように膨らんでいきますかゆみのピークは発症後2~3日頃一週間ほどするとかさぶたへと変わっていき、3週間ほどで、かさぶたもはがれ落ち元どおりになります。人にうつしてしまう可能性があるのは、初期症状の発熱などが表れてから、発疹が出ている期間すべての発疹(水ぶくれ)がかさぶたに変われば、感染の心配はないと考えていいでしょう

意外と知られていない、水ぼうそうの怖さ! ワクチンでしっかり予防を

 水ぼうそうは、ほとんどの場合、軽い発熱と発疹で済む病気ですが、乳幼児の場合重症化することもあり、十分な注意が必要です肺炎や細菌性の感染症を併発して入院するケースは珍しくなく、ごくまれに髄膜炎や脳炎など、命に関わる合併症を引き起こす例もあります
水ぼうそうの重症化は、ワクチンの接種によりほぼ100%予防することができるとされています平成26年10月から、水ぼうそうワクチンの予防接種が定期接種化され、実費負担なく受けられるようになりました。お住まいの区市町村から届く案内をしっかりチェックして、お子さまが対象年齢(生後12ヵ月~36ヵ月の間に2回接種)になったら早めに接種を開始しましょう

水ぼうそうにかかってしまったかも?」というときは、かかりつけの医療機関で早めに診察を受けましょう。一般的には「抗ウイルス剤の飲み薬」と「かゆみを抑える軟膏」が処方されることが多いようです家庭でできる対処法としては、まず発疹をかき壊してしまわないよう、爪を短く切ってあげること。皮膚は清潔を保つ方が好ましいですが、お風呂で温まるとかゆみが増す可能性があるので、シャワーでサッと流す程度がいいでしょう熱がある場合や、水ぶくれがひどい場合は、シャワーでも悪化する可能性があるので、必ず医師と相談してください。また、「かゆみはあるものの本人は元気」というケースもあるようですが、感染の拡大を防ぐため、発疹が出ている間は外出を控えましょう。

水ぼうそうはワクチンでしっかりと予防。それでも、もしかかってしまったときは、早めに医療機関を受診し、手指や皮膚を清潔に保って安静に過ごしましょう

参考 ラーニングパーク 2015.06.28

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