女性の7割が悩む→冷え性

寒さが増し、室内と屋外との温度差が激しくなるこの季節。風邪など引かないよう体調管理にはきちんと気をつけたいところだが、女性の中には、慢性的な冷え性に悩まされている人も多いのではないだろうか。今回、マイナビニュース会員の働く女性200名を対象に「冷え性」に関するアンケートを実施。彼女たちから寄せられた悩みについて、産婦人科医の善方裕美先生に解消方法を伺ってみた。

7割以上の女性が冷え性を自覚。「足が冷たくて眠れない! 」

まず、女性200名に「冷え性だと思いますか? 」という質問を投げかけたところ、73.5%が「はい」と回答した

冷え性を自覚していない女性もいると考えると、実際にはさらに多くの人が冷え体質なのかもしれない。次に「冷え性で困っていることは何か」を聞いたところ、

・「寒くて寝られないときがある」(27歳/アパレル・繊維)
・「寝るときに手足が冷たくてなかなか寝付けないこと」(28歳/運輸・倉庫)
・「体が冷えて、夜中に目が覚めること」(27歳/通信)
・「下半身が冷えすぎて腰まで痛くなってくる」(23歳/情報・IT)

などの悩みが寄せられた。とにかく目立ったのは「夜眠れない」という悩み。体の部位では、手足、特につま先や足全体の冷えを訴える人が多かった

そもそも冷え性とは、「通常は寒さを感じないはずの温度でも、全身や体の一部が冷えてつらい症状」のこと
病気ではなく主な原因は血行不良だが、特に手足は心臓から遠く血液が巡りにくいため症状が出やすいのだ
男性に比べると、熱を作り出す筋肉の量が少なく、ホルモンなどの影響で体温をコントロールする自律神経のバランスが乱れやすい女性は、冷え性になりやすい傾向がある

冷え対策の基本は、衣服での保温。特に下半身を重点的に

では、夜眠れないなどのつらい冷え性の症状を解消するには、どうすればいいのだろうか。アンケートで「冷え解消のために何か対策を行っているか」と質問したところ、65.1%の女性が「はい」と回答。具体的にどんな対策をしているか聞くと、

・「ゆっくりお風呂でマッサージ」(28歳/電機)
・「毎日しっかり湯船に浸かって体を温める」(31歳/金融・証券)
・「飲み物はホットばかり飲む」(28歳/金融・証券)
・「料理の際にショウガを多く使ったり身体の温まる食材を普段から意識してとったりしている」(25歳/不動産)

入浴や食べ物、飲み物で対策している人が多かった。しかし善方先生は、もちろんそれらの方法も効果的だが、毎日身につけるものだが意外と多くの人が注意していない「衣服での保温」が重要だと指摘する。と言っても、むやみな厚着はNG。冬の室内は暖房がきいているため、あまり着込むと汗をかいて、かえって体を冷やす場合もある。

服装のポイントは、「まず上下ともにインナーをきちんと身につけること」インナーは、できる限り薄手で保温性が高く、暖かい室内で汗をかいても吸収する素材のものがベストだ。「それから冷え性の人は足先が特に冷えやすいので、下半身を中心に、フィット性の高いインナーや靴下でしっかり保温することが大切です。「至陰(小指の外側、爪の付け根)」という足つぼを温めるとより効果的。上半身は、気温に応じて薄手のカーディガンなどの重ね着で調節するといいでしょう」(善方先生)。

また冷えで夜眠れない場合も、布団をたくさんかけるより、インナーや靴下などで下半身や足元など冷える部分を重点的に温めるのが有効寝る前に入浴やストレッチで体を温め、冷えないうちにベッドに入るのもおすすめだそう

冷え性自体は病気ではありませんが、放置すると免疫機能の低下や月経不順などを引き起こすこともあります。年齢とともに悪化する傾向があるので、20代、30代のうちから早めに対策を」と善方先生。冷えを自覚しているのに何もしていない人は、今すぐにでもできることを始めよう。衣服の工夫のほか、食事や入浴、運動などのちょっとした心がけで、寒い時期の慢性的な不調も改善するかもしれない

参考 マイナビニュース 2014.11.21

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