太陽を追尾するソーラーパネル

 直方市下新入の総合建材商社「直方建材」(杷野二三社長)はパネルが常に太陽の方向を向くように自動で動く追尾式太陽光発電システムの販売を始めた。同種の発電設備の販売は九州では珍しく、固定式の太陽光発電よりも約3~5割増しの発電量が見込まれるという

太陽光パネルは42枚(縦約7・4メートル、横約8・8メートル)で構成され、高さは約4メートル。専用の光センサーを使い、日の出から日没まで太陽の角度が1度変わる度にパネル面が動く。台風などの際はパネルを水平にすることで最大瞬間風速60メートルまで耐えられる設計という。
韓国のメーカーが開発したもので、米国などで導入実績があり、今回直方建材が九州での独占販売契約を結んだ取り付けを含めた設備費用は約625万円。同社の試算によると、年間発電量は2万2561キロワット時。担当者は「同規模の固定式パネルを設置した場合と比べ約2年早く初期投資を回収できる」とPRする
同社は約10年前から太陽光発電機器を販売。杷野秀治専務(59)によると、2013年9月からの1年間は過去最高となる約20億円を売り上げたが、消費税率の引き上げや再生可能エネルギー買い取り価格の引き下げが影響し、その後売り上げは半減した
杷野専務は「太陽光発電の可能性が否定されたわけではなく、発電効率の高さをPRして普及を進めたい」と話している。

参考 西日本新聞社 2015.10.13

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