大改造を終え、来年末実験→加速器

高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の大型加速器が5年にわたる大規模な改造工事をほぼ終え、試験運転を始めた来年末ごろから実験を始め、従来の物理学の理論を覆す発見を目指す。報道陣に2日、公開された。
改造前は、宇宙誕生時に現在ある物質と同じだけ存在した「反物質」が消えた謎に迫る成果を上げ、2008年の小林誠、益川敏英両博士のノーベル物理学賞受賞に貢献した
改造した加速器「スーパーKEKB(ケックビー)」は同機構の地下11メートルにあり、1周約3キロの円形。電子と陽電子を逆向きに加速して周回させ、1カ所で衝突させた際に発生するさまざまな粒子の崩壊現象を観測する
改造は衝突の頻度を40倍に引き上げ、極めてまれにしか起きない新しい物理現象を発見するのが目的。改造予算は314億円

2016.03.02

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