大手3社が今春にも低料金プラン

家計に占める割合が高まっているスマートフォン(スマホ)など携帯電話の料金。見直しを議論してきた総務省の有識者会議の提言を受け、携帯大手3社は今春にも低料金プランを新設する。これを機会に契約内容を精査し、節約につなげてみては。(平沢裕子)

◆データ通信量は?

携帯電話会社によって料金プランは異なるが、スマホの料金は主に、通話料▽データ通信料▽端末代▽オプション料金-の4つで構成されている

有識者会議の提言を受け、大手3社が検討している新料金プランは、主にデータ通信料にかかわる部分だ現在は月7ギガバイト(GB)まで通信できる料金プランの契約者が最も多いが、実際の通信量は1GB未満が目立ち、実態に合わせて1~2GBをメーンにした月額5千円以下の低料金プランが導入される見通し。また、スマホの「実質0円」のような過度な端末購入補助も見直される。

今や生活インフラの一つとなったスマホだが、自身の契約内容を詳細に把握していない利用者もいる。

ファイナンシャル・プランナーの橋本絵美さん(32)は「まず、自分がどれだけのデータ通信をしているか把握することが大事。使用量は月によって異なるが、3カ月分の明細書をみればだいたい分かるデータ量の使用が少ない人は低料金プランの恩恵を受けられる可能性がある」と指摘する

◆オプションを確認

オプションの内容も見直しておきたい。オプションは、万一に備えたアフターサービスや便利な機能などを有料で提供するサービスで、明細書には「オプション使用料」「その他ご利用料金等」などと表記されている。

川崎市に住む会社員の高田良子さん(50)=仮名=は、夫と大学生の長女の3人が使うスマホ代として月約2万5千円を払っている。オプションをみると「待ちうた(月額100円)」や「テザリング(同500円)」などを3台すべてで契約していた。テザリングは、ノートパソコンなど他の通信機器がスマホ経由でネットワークに接続できる機能。3人ともスマホしか使っていないため必要ないが、契約時に「2年間無料」と勧められて契約し、そのままにしていた。ほかのオプションも合わせ、高田さんは必要のないサービスに3台で月額2400円も支払っていた。

橋本さんは「1つ100円のオプションも積み重なると結構な金額になる。また、契約時に特典として選べる期間限定の無料オプションは期間が過ぎれば有料になる。定期的に明細書をチェックして」とアドバイスする。

◆格安スマホも視野に

大手3社の新料金プランは、1~2GBで月額5千円以下となる見通しだが、大手3社の回線を使い格安でサービスを提供する「格安スマホ」はすでに同5千円以下の料金プランが多数ある。毎日の通話があまり多くなく、大手3社の定額で通話し放題になるサービスが不要という人は、格安スマホに変えることで大幅に安くなる可能性がある

格安スマホの楽天モバイルを使っている東京都江東区の自営業の男性(59)の場合、通話は使った分だけ、データ通信は3GBまでの定額設定で、スマホ代は月額2千円弱だ

橋本さんは、「格安スマホは以前は自分で初期設定しなければならないなどハードルが高かったが、最近は店頭で設定してくれるものもある料金を節約したければ、格安スマホを選択肢の一つとして検討する価値はある」と話している。

参考 産経新聞 2016.01.05

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