外国人観光客が不快に感じる「おもてなし」

 昨年の訪日外国人数は1973万人に達したという観光大国の日本。“爆買い”を取り込みたい!と我流で外国語の案内を増やし、今や誤表記が溢れている。さぞお困りか、街中の中華圏の観光客に聞くと、「誤訳は漢字から内容の察しがつくからさほど問題ない」(女・23歳)との声も多くむしろ“日本的気配り”のほうがよほど気にかかるようだ。例えば、我々にとっては、なにげない行動が“日本は封建社会”とイメージさせてしまうことも

旅館でおひつが出てくると当然のように女性のそばに置かれるのがムカつくテーブルの真ん中に置いて自分でよそえばいいのに」(台湾・女・28歳)

居酒屋で注文を取る従業員がひざまずくのにはどん引き奴隷制の国かと思った」(台湾・女・30歳)

など、“たおやか”な気づかいが逆効果に

また、日本は清潔な国だと思っていたのに意外だという声もある。「老舗は座敷しかなくてイヤ。足の臭いを嗅ぎながら食事するのって拷問」(中国・女・35歳)とのご意見普段ずっと靴を履いている中国の人たちなら足がクサいことくらい、気にならなさそうだが……。

また、生真面目さがあだになることもあるようだ

食後にお願いしますって言い忘れると、コーヒーが最初に出てくるのは勘弁して」(中国・女・30歳)

「潔癖症の友人がビールを飲む時に、ストローが欲しいって頼んだけれどダメだった。マニュアル思考で融通が利かない」(中国・女・36歳)

良くも悪くも大らかな大陸気質の中国人から見ると、日本人の性格に、いささかイラッとさせられることも多いようだ

中華圏の観光客にすべてを合わせる必要はないとはいえ、彼らの目から見て何が奇妙に見えるのかを知ることは、今後も爆買いにやってくるであろう彼らとうまく付き合うためにも必要だろう

― ここがへんだよ[日本のインバウンド] ―

日刊SPA! 2016.03.28

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