善玉ホルモンの立体構造解明

脂肪細胞が分泌する善玉ホルモンアディポネクチン」の受容体たんぱく質の立体構造を解明したと、理化学研究所の横山茂之上席研究員や東京大医学部付属病院の門脇孝教授らが9日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した糖尿病の予防薬や治療薬を開発する手掛かりになるという
アディポネクチン受容体は2種類あり、「AdipoR1」は骨格筋などの細胞膜、「AdipoR2」は肝臓などの細胞膜に多く存在するアディポネクチンが結合すると、細胞内で糖や脂質の代謝を促す働きがあり、門脇教授らが2003年に発見した
今回、ヒトのこの2種類の受容体を高い純度で大量に作製人工の脂質二重膜を利用して結晶にした後、兵庫県佐用町にある大型放射光施設「SPring8」のX線ビームで立体構造を詳細に解明した
細胞膜にある受容体たんぱく質ではこれまで知られていなかった構造をしており、内部に亜鉛のイオンを含むなど、ユニークな特徴が見つかった

参考 時事通信 2015.04.09

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