南シナ海→米比軍合同パトロール

米国のカーター国防長官は14日、フィリピン・マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)でアキノ大統領、ガズミン国防相らと会談した。カーター氏は会談後の記者会見で、米比両軍が南シナ海で合同パトロールを始めたことを明らかにした。ガズミン氏は「米軍の存在により、中国の強引な行動を阻止できる」と述べ、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を強くけん制した

AP通信などによると、合同パトロールは既に3、4月に2度行われ、カーター氏は「今後も続く」と定期的な実施を明言した。また米比合同軍事演習「バリカタン」が15日に終了した後も、月内はマニラ近郊のクラーク空軍基地に米空軍兵ら約200人、A10対地攻撃機などの米軍機を残す方針を明かした。その後も一定規模の部隊をローテーション配備し、南シナ海周辺での米軍の存在感を強化する可能性がある。

南シナ海で人工島を造成し実効支配を拡大する中国に対し、米比は同盟関係の再構築を急ぐ。

両政府は2014年に新たな軍事協定を結び、1992年にフィリピンから完全撤退した米軍の再駐留が可能になった。今年3月には南シナ海を望むパラワン島の空軍基地など5カ所を米軍が使用することで合意していた。

毎日新聞2016.04.14

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