医師の約4割→辞めたいと思った

 医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社は、会員医師(7万人以上)を対象に「医師を辞めようと思ったことはあるか」についてのアンケートを実施したところ、4232件の回答が寄せられた。アンケートの結果、「まったくない」という回答は57.9%となり、過半数を超えた。「病院を辞めようと思うことはあるが、医師を辞めようとは思ったことはない」という意見が多かった。また「天職だと思っている」というコメントがある一方、「やめても他に職がないので」といった回答もみられたちなみに「何度かある」と答えた人は25.7%。辞めたいと思う理由としては、「肉体的・精神的に疲れた時」や「研修医の期間」が多いようだ。「患者が急変したり、治療成績が悪かった時」という声もあった。また、「よくある」は10.2%で、「ハードな勤務から逃げ出したいと思う時」「自分は医師にむいてないと思う」といったコメントがみられた

■回答コメント(一部を抜粋)

◎「まったくない」2452件

・患者さんの死亡などで落ち込むことはありましたが、遣り甲斐は持ち続けています。(60代、一般内科)
・つらいと思ったことは何度もありますが、やめようと思ったことは一度もありません。(30代、腎臓内科・透析)
・ない。医師は天職と思っている。体の続く限りやり続ける覚悟である。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・いろいろ大変なことはありますが、やめようとまで思ったことは今のところないです。社会に役立てる仕事というところで満足感があります。(40代、一般内科)
・会社員など他の仕事を経験しています。医師の仕事は大変ですが、やりがいがあり、収入も安定していると思います。(50代、精神科)
・厳しい仕事ですが、やりがいに恵まれた良い仕事であり満足しています。幸い辞めたいと思った事はありませんが、高齢、体力等の問題で納得いく診療ができなくなったときは辞めると思います。(50代、小児科)
・一時的に育児に専念したいと思ったことはありますが、医師をやめようと思ったことはありません。やりがいを感じます。(30代、小児科)
・資格と技能があれば、医局や病院の‘言いなり’にならず、自由に職場を変えることができる。(50代、消化器内科)
・医師は辞めようと思ったことはありませんが 職場を辞めようと思ったことは何度もあります。(50代、一般内科)
ほかの職業でこの収入は難しいと思っています。(40代、血液内科)
・他に何も出来ないので考えたことが無い。他に才能があればいつでも辞める。(50代、一般内科)

◎「何度かある」1088件

・医者になって5年間は辛くて何度かやめようと思いました。(50代、精神科)
・肉体的にきついのは大丈夫ですが精神的にきついときはやめたくなります。(40代、耳鼻咽喉科)
・時々、患者さんにうまく伝わらないことが増えると、診療の意味が解らなくなることがある。(40代、一般内科)
・自分の執刀した症例の経過が悪い時や外来でクレーマーに取りつかれた時にはそう思ってしまいます。(40代、眼科)
・何度かはありますが、患者さんの感謝のお言葉で踏みとどまっています。(70代、一般外科)
・研修医時代に専門科が合わないから辞めたいと感じたことが何度となくありました。(40代、精神科)
・何度かありますが、もうすぐ定年の年になり、やめなくて良かったと思います。やはり、患者様の笑顔はうれしいものです(60代、代謝・内分泌科)
患者が急変したり、治療成績が悪かった時などやめたくなります。(50代、放射線腫瘍科)
・医師になりたての頃(研修医時)にはかなりつらかった時期があります。最近15年くらいはそのようなことは考えたことはありません。(40代、一般内科)

◎「よくある」432件

・何日も泊まり込み睡眠も取れなかった時、辞めたくなりました。(50代、産業医)
・しばしばあります。毎日あります。しかし、それを思いとどまらせる何かがある職業であるとも思います。(50代、一般内科)
・若い頃はありませんでしたが、体力的にきつくなってきました。(40代、消化器内科)
・ハードな勤務から逃げ出したいと思う時がよくあります。(50代、循環器内科)
・何度もある、医療の内容や人間関係に悩んで、最悪は訴訟問題、現在も辞めたいと思っている、もう疲れた。(60代、精神科)
・自分は医師にむいてないと思うことがよくある。(60代、小児科)
・激務でつらくて何度もやめようと思いましたが、思いとどまりました。(30代、小児科)
・いつでも辞めてもいいように覚悟をきめて仕事をしている。(40代、整形外科・スポーツ医学)
60才を過ぎて日々いつ辞めようかばかり考えている。(60代、一般内科)

◎「1度だけある」260件

・クレーマーに遭遇した時。もう思い出したくない。(30代、形成外科)
・麻酔による術中心停止をおこしたとき。幸い後遺症なく無事に蘇生しました。(40代、麻酔科)
・患者を亡くした時にやめようかと思いましたが、やめることは逃げることだと思い、今に至ります。(40代、脳神経外科)
・やめようと考えたらこそ、今も多忙な環境で働く原動力になっています。(50代、脳神経外科)
・2年目の時、受け持ち患者が24時間で3人亡くなった時は「医者に向いていない」と思い辞めようかとも思いましたが、そんなことを真面目に考える暇もなく現在に至っています。(50代、在宅医療)
上司にひどく叱られて明日から来ないでよいと言われたとき、辞めることになっても仕方ないと思いました。(50代、脳神経外科)

参考 @DIME  2015.10.05

 

 

 

【関連する記事】