北海道の男児「置き去り」深まるナゾ

北海道七飯(ななえ)町の林道で小学2年の男児(7)を置き去りにした、と両親が明かしてから6日目に入った。自衛隊も出動したが、2016年6月2日夕現在も見つかっておらず、ナゾが深まっている

「置き去り」を巡っては父親の説明が次々に変わり、初動捜査などに影響したと報じられた

「山菜採り」から「しつけ」へ

当初は、5月28日夕に山菜採りの途中ではぐれたとの話だったが、車の中に山菜がないなど不自然な状況があった父親は翌朝になって、男児が車や人に石を投げつけたため、「しつけ」として林道に置き去りにしたと話を変えたその場所に5分ほどして戻ったが、男児の姿はすでになかったともいう

その後、男児の服装についても当初説明のジーパンではなく、紺色系のジャージズボンを履いていたなどとした。例えば、29日早朝のテレ朝系「ANNニュース」では、警察によると、男児は「Tシャツにジーパン姿で、サンダルを履いている」と報じていたサンダルは後に「赤い運動靴」に変わっている

さらに、函館新聞の6月1日付記事によると、置き去りにした後、車に追いついた男児を再び乗せ、今度は遠めの場所に置き去りにしたと父親は話しているという

東京スポーツもこの日発売号で、警察関係者の話として、置き去りにしたという現場で警察犬が出動したが、臭いにまったく反応せずに現場から動かなかったと報じた

こうした不可解な状況に、ネット上では、様々な憶測が書き込まれている。

なにかをまだ隠してる」「ホントに置き去りにしたのか?」「そもそもそこに来ていない可能性…

2ちゃんねるでは、スレッドが2日夕現在で80以上にも達しており、中には、根拠のない憶測も出ているほどだ。

警察犬が臭いに反応しなかった理由

 警察犬が臭いに反応しなかったというのは、本当なのか。

この点について、七飯町の総務財政課では、J-CASTニュースの取材に次のように答えた

「置き去りにしたとされた夜に、警察犬がすぐに出動し、臭いを拾えなかったというのは事実です。その理由については、親の方が現場の記憶違いをしていたか、犬に嗅がせた臭いが弱かったか、などが考えられますが、よく分かりませんその後に雨が降っており、臭いがあったとしても消えていて、もう犬に頼るのは難しいでしょう

男児が林道から奥に入った可能性については、こう言う。

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道からちょっと入るだけで、植物が密集した藪になっており、大人でも進むのは大変ですおまけに足元も悪く、沢も乗り越えなければ奥へは行けません。道に置き去りにしたとしても、子供が山の中に入っていくことは考えにくいのでは

もっとも、可能性はゼロではなく、警察や消防、自衛隊などが6月2日、200人規模で山に入って1メートル間隔でローラー作戦をして男児を捜していた

なお、男児の父親は、当初ウソをついていた理由について、「本当のことを言うと虐待などを疑われると思った」などと話していた

そこで、函館児童相談所に取材すると、男児について児童虐待の相談などがあったかについて、「まったく扱っていません」と否定した。七飯町の総務財政課でも、「町役場には、虐待の情報は入ってきていないです」と話した。

J-CASTニュース2016.06.02

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