北方領土問題→日露平和条約

 岸田文雄外相は15日、東京都内の外務省飯倉公館でロシアのラブロフ外相と会談し、5月に予定される安倍晋三首相の訪露の際に行われるプーチン大統領との首脳会談に向け、具体的な調整と準備を進めていくことを確認した。北方領土問題を含む平和条約締結交渉については、首脳会談後に外務次官級協議を早期に行うことで一致した。

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会談で、岸田氏は安倍首相の訪露後に想定されるプーチン氏の訪日に向けて「日露双方が静かな交渉環境を維持するため、互いの国民感情に配慮し、相手の国民感情を傷つける言動を控えるべきだ」とし、ロシア側が北方領土問題で日本側の反発を招くような言動をしないようにくぎを刺した。ラブロフ氏は「そのようにやっていくべきだ」と同調した。

平和条約締結交渉について、岸田氏は会談後の共同記者会見で「双方に受け入れ可能な解決策を策定していくべく、今後の交渉に弾みを与えるような前向きな議論が行われた」と述べた。ラブロフ氏も同様の認識を示したが、「お互いに受け入れ可能な解決策を達成するためには、全ての分野で例外なく協力を進めなければいけない」などとして、北方領土問題の解決は両国関係全体の進展が前提との立場を強調した

そのうえで、ラブロフ氏は「ロシアのアプローチは第二次大戦の結果を確認しなければならないということで変わっていない」と従来の主張を繰り返す一方、「対話を継続する用意がある」とも語った

産経新聞2016.04.16

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