化粧のコツ→自分らしい魅力を探す

21日は「敬老の日」。近年は自由におしゃれを楽しみ年齢を感じさせない高齢者も多い。そんな中、世界的なメーキャップアーティスト吉川康雄さん(56)は、服装だけでなくメークでも年齢に対して後ろ向きにならず、自分らしい魅力を探す大切さを説く。自身が手掛ける化粧品ブランド「CHICCA(キッカ)」の店舗が10月、京都市内にオープンするのを機に京都を訪れた吉川さんに、年を重ねても化粧を楽しむこつを聞いた。

 ニューヨークを拠点に活動する吉川さんは多くのトップモデルのメークを手掛け、米誌「TIME」の表紙ではヒラリー・クリントン元米国務長官のメークを担当した世界各国の女性に化粧を施す吉川さんから見ると、日本の女性は、年齢にかかわらず「自分の顔を肯定的に見られない人が多い
目の大きさも鼻の高さも肌の色も人それぞれ違うのが当たり前なのに、日本では色白であることが美人の条件とされることが多く、持って生まれた目や鼻の形を否定的に捉える人も少なくない
んな風潮に対し、「トップモデルにも100%完璧な顔の人なんていない。でも、どこか目の離せない部分があって、そこを自分の魅力と捉えているのです」モデルでなくとも自分の顔を好きになることでどんどん魅力的になると説き「まず何度も鏡を見てそして好きなところを見つけたら、その魅力を強調するようなお化粧をしてください」。
そんな吉川さんのメークは「その人らしい素肌を大事にしつつ、頬や唇にほんの少し理想の色を加えるだけ」。シミやそばかすといった欠点をファンデーションで隠しても、生き生きとした表情にはならない。「粉っぽいお化粧をしている人は、もっと自然な肌の質感を楽しんでほしい
若さを重視する風潮も根強いが、何歳であっても「若い人と比べる必要なんてないし、10年前、20年前の自分と比べるのも無意味年齢のままに堂々としてもらう方がすてきだし、今の自分がきれいになることだけを考えてほしい」と語る
 世の中全体の流れは個性を重視する方向に向かっている-と吉川さん。「いろんな美しさがあっていい、というのが時代の流れ。化粧の世界にもそれが反映されればいいなと思います

参考 京都新聞 2015.09.21

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