冥想習慣→仕事で高いパフォーマンス

「瞑想」ときくと、とても神がかりで高尚な行いのように感じますが、心身を落ち着かせるために少しの間自分の気持ちを内側に向けて、静かにすることも瞑想です。意外に、毎日無意識に行っている人も多いかもしれませんね。じつはこの瞑想習慣がある人ほど、仕事のパフォーマンスが高いことを、ある研究グループが日本で初めて実証したということです。詳しくみてみましょう。

◆働く人のメンタルヘルスが注目されているからこそ…

今年の12月から、改正労働安全衛生法による「ストレスチェック制度」の導入が義務化されるという流れの中で、企業では、今まで以上に働く人の健康、特にメンタルヘルスには気を遣う必要が出てきました

また、メンタルヘルス研究の分野でも、ポジティブメンタルヘルス(個人や組織の精神的コンディションを最高の状態に保つための取り組み)が注目を浴び、 働く人のパフォーマンス向上について、これまで以上に関心が高まっています。
そこで、組織の健康づくり・生産性向上に関する調査研究などを行っている株式会社Campus for H(キャンパスフォーエイチ)の研究グループが、日本では今まであまり研究されてこなかった、瞑想を行う人の割合とその特性、瞑想と仕事のパフォーマンスの関係について調査を行ったのです

◆瞑想習慣をもっている人ってどんな人?

瞑想習慣のある人は日本人全体の3.9%、瞑想習慣のない人たちに比べて若く女性が多いというのが特徴だそうです。また、高い教育水準を持ち、世帯収入も高い傾向だったそうです

◆瞑想習慣のある人と仕事のパフォーマンスとの関係

瞑想習慣のある人はない人に比べて、次の要素が高いということがわかりました。
・「ワーク・エンゲイジメント(働く人がどれだけ活き活きとしているかを測定する概念 )」
・「自分で自覚する仕事のパフォーマンス」
・「仕事の満足度」
しかも、「ワーク・エンゲイジメント」や「仕事のパフォーマンス」と瞑想との関連度は、睡眠時間や睡眠満足度との関連度よりも高かったのだそうです

多くの人は、瞑想することが自身のワーク・エンゲイジメントを高めていることを自覚していることもわかっていますが、「瞑想」のいったい何がこうした結果をもたらしているのでしょうか?気になりますよね。

キャンパスフォーエイチの石川善樹さんは、「今回の調査では、瞑想を日常的に行う人がどのような属性を持っているのかを明らかにしましたが、瞑想による効果はまだ検証できていません。今後は、瞑想を行うことでどういった変化が起きるのかも探っていきたいと考えています」と語っています。

仕事で抱えたストレスをそのまま翌日に持ち越してしまって、パフォーマンスを発揮できないということは、だれでも経験がありますよね「瞑想」によってリセットされるのだとしたら…。今日からでも、取り入れてみてはいかがでしょうか?

参考mocosuku woman 2015.07.22

【関連する記事】