免疫細胞治療法→保険適用へ前進

がん治療として外科手術、抗がん剤、放射線治療に次ぐ「第4の療法」として注目を集める免疫細胞療法。その最先端を走るバイオベンチャーのテラが飛躍期を迎えた。今は認められていない健康保険への適用(薬事承認)を目指し、そのために必要な「治験届」を年内にも提出する。承認されれば高額な自由診療から、一般の患者も受けられる標準診療に“格上げ”、がん医療の世界で知名度が上昇し「がん患者から最も頼られる会社」に一歩近づく。それだけにとどまらず、自由診療であっても免疫細胞療法の治療費を保障する保険を開発し2月に発売、将来のがん罹患(りかん)リスクに備えるサービスも始める予定だ

同社ががん治療で提供するのは、樹状細胞ワクチン「バクセル」患者自身の細胞を体外で培養し強化した後、ワクチンとして注射。患者の免疫力を高めてがん細胞だけを狙って攻撃する患者の細胞から作製するため副作用がなく、働きながら治療を受けられる

バクセルを受けた患者数は2004年の開始から累計で約9000人、契約医療機関は国内だけで37を数える。論文発表の多さも圧倒的で、これだけの実績を持つのは世界でもテラだけという

膵臓(すいぞう)がんは見つかってからの生存期間が1年といわれる中、「3年間生存している患者もいる。患者の延命に貢献できている」と語るのは外科医から企業家に転身した矢崎雄一郎社長。「がんと闘う」をテーマとしているだけに面目躍如といえる。

まずは延命に成功したデータが多い膵臓がんで保険適用を目指す。年内に治験届を提出、有効性や安全性を確認するための治験を開始、20年に薬事承認がおりるスケジュールを描く。

矢崎氏は大学卒業後、外科医として充実した生活を送っていた。しかし「外科医として何人のがん患者を救うことができるのか」と自問。「自分にしかできないことがあるかもしれない」と医者を辞め、海外に流浪の旅に出た。

帰国後に出合ったのが樹状細胞ワクチン療法。「がん治療に有効」と確信し、04年にテラを設立。09年にジャスダックに上場、14年12月期の売上高は18億6500万円。今期は22億2100万円を予想するが、「20年には150億円の売り上げを目指す」と矢崎氏は急成長を信じて疑わない。薬事承認取得に向けた開発費用の増加などで今期も赤字を見込むが、飛躍のための先行投資と割り切る。

テラが手掛ける再生医療・細胞医療の市場規模は20年に国内で1900億円、世界で2兆1000億円に達すると予測されている。バクセルが薬事承認されると、薬として使ってくれる医師が増えるのは間違いない

追い風も吹く。12年に山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長がノーベル賞を受賞。再生医療・細胞医療にスポットが当たり薬事法も改正された。薬事承認という成長の起爆剤を手に入れるまでに、売上高150億円体制を整える。昨年だけでも1月に医薬品事業を手掛けるテラファーマを設立。2月にはゲノム診断支援事業のオールジーン、8月にはミニ保険を扱うテラ少額短期保険(旧ミニンシュラー)と相次ぎ子会社を立ち上げた。

矢崎氏がパネルを持って登場するテレビCMが4月から始まった。「病院を回り患者の声を聞いて開発した」と胸を張る。免疫療法は自由診療のため治療費が多額。治療を受けたくても受けられずに諦める患者を救うため商品化した。免疫療法が薬事承認されるまでただ待つだけでなく、何とか患者に貢献したいとの思いで自ら保険事業に乗り出した。

このミニ保険は、がんと診断されたら100万円、免疫細胞療法を受けると60万円と総額160万円を受け取れる。「免疫療法を受けると150万~200万円かかる。その治療代を保険でカバーできる」と説明するのはテラ少短の山口太一社長

保険料も魅力。40歳未満の男性なら500円を切る月額保険料で最先端の免疫療法が受けられる。その上、もしも治療のかいなく亡くなると死亡保険金100万円が家族に支払われる。「免疫療法で延命というエビデンス(実績)が多数できており経済的負担を気にすることなく治療に専念できるよう死亡保障を付けた」と山口氏。

医師としての知見と患者の声を基にサービスを設計してきた矢崎氏は「免疫力でがん医療に革命を起こす」と言い切る。今は進行がんをターゲットにしているが、先制医療・予防医療にも挑む。

その一環として6月にも「免疫細胞バンク」サービスを始める。免疫が元気なうちに樹状細胞ワクチンを作製、将来のがんリスクに備えて保管する。保険と同バンクの立ち上げで「備えあれば憂いなし」の安心感をがん患者に提供でき、免疫療法の知名度向上にもつながる。

「がんといったらテラ」の企業ブランド作りは着々と進むが矢崎氏は「山登りに例えると今は3合目。20年の薬事承認で5合目、バクセルの技術的課題を克服して世界に出ていく。それが頂上だ」と先を見据える。

 

※我が家に1年間留学していたフランス人(高校生)が、病院に行って、薬の多さに驚きました

治療はフランスでしたいと。→日本の薬のでたらめに驚きです。

病気は自己免疫力で治すものです

免疫力を一挙に20代まで高めるには岩盤浴が一番です

岩盤浴で、まったく電磁波の影響を受けない理想的な熱サイフォン式家庭用岩盤ベッドが開発されました

ダウンロード (11) ご家庭で利用できる、極めて衛生的な,熱サイフォン式家庭用岩盤ベッドです

参考 Sankei Biz  2015.06.01

 

【関連する記事】