免疫チェックポイント療法に期待

免疫学者で京都大の理事・副学長の湊長博医学研究科教授がこのほど、最終講義を京都市左京区の京大医学部基礎医学記念講堂で行った免疫制御機構と病気の発症の関係に着目し、その解明を続けてきた自身の歩みを振り返った
講義では、慢性骨髄性白血病の発病にかかわる遺伝子SPA―1の発見のほか、免疫反応のブレーキ役となる膜タンパク質PD―1や関連分子の機能解析など、これまでの研究を解説抗PD―1抗体(一般名ニボルマブ)を用いたがんの「免疫チェックポイント療法」については「種類を問わず、いろんながんの治療に適用できる」と期待した

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最新の研究成果も紹介し、老化した免疫細胞(T細胞)の発見に関して「老化細胞の早期の異常な増加が、SLE(全身性エリテマトーデス)の発症につながっており、治療の標的になる」と述べた
湊教授は京大医学研究科長・医学部長などを歴任し、2014年に理事・副学長に就任した。医学研究科教授の職は今月末で退く。4月からは、理事・副学長との兼任で、京大医学研究科メディカルイノベーションセンターDSKプロジェクト総括特命教授に就き、新薬の開発に力を入れる

京都新聞2016.03.31

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