先天性股関節脱臼→早期発見

 赤ちゃんの脚の付け根の関節が外れる「先天性股関節脱臼」で、診断が遅れて重症化するのを防ごうと、母子健康手帳の副読本に、股関節脱臼の予防法や早期発見のポイントが初めて盛り込まれた

「コアラ抱っこ」で脱臼防ぐ…股関節を自由に

日本小児整形外科学会の呼びかけによるもので、今月から全国で配布されている。

 先天性股関節脱臼は、生まれてすぐは異常が見られず、その後に脱臼が起こる場合が多い生後3か月程度なら治りやすいが、予防が進み患者が減少して不慣れな医師が増えたため、乳幼児健診などでも見逃されて、診断の遅れが目立つようになった。同学会の調査によると、先天性股関節脱臼と診断された子どもの6人に1人が、治療が難しくなる1歳以上だった

副読本では、おむつ交換時にできる先天性股関節脱臼のチェックポイントとして、〈1〉寝る時に特定の方向を向く「向き癖」の反対側の脚が立て膝になっている〈2〉向き癖の反対側の脚の付け根のしわが深い――を提示。抱き方は両脚をM字形に曲げた「コアラ抱っこ」にすることや、両脚を締め付ける衣服を避けるなど、予防法もアドバイスしている

読売新聞(ヨミドクター)2016.04.12

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