健康維持のため→アレをすること

公衆の前ではもちろん、家族や友人知人の前でもしてはならない行為がある。話をこう切り出せばどうしてもシモネタ方向へと流れてしまうわけだが、まったく周囲に気づかれない“完全犯罪”であれば問題ないのではないかと考える人々もいるようだ。

■していても気づかれない特製シャツが予約受付中!?

アダルト系ビデオチャットサイトのCamSodaから、なんとも画期的なシャツが発表され、現在予約販売を受けつけている。JerkShirt(ジャークシャツ)と名づけられたそのシャツは、ある特定の目的のためにデザインされた男性用シャツである(もちろん女性が着て“使う”こともできる)

ブルー地に小さな水玉柄のなかなかお洒落なシャツだが、公式サイトをよく見てみるとシャツの右袖には、マネキンの手が装着されているようだ手の肌の色は自身の肌の色に合わせられるように4種類からチョイスできるマネキンの手は見えている部分だけでなく少なくともヒジの部分まであるようで、デスクに右ヒジを突いたポーズをとることが可能のようである

そしてこれ以外にも普通のシャツと若干違っている点は丈の長さだろうか。シャツをパンツから出した状態では、下腹部をスッポリと覆えるくらい丈が長くなっているのだ。着用した人のちょうど股間を覆うあたりの裏地には“飛沫防止加工”が施されているという。この部分に何らかの液体がこぼれても簡単に拭い去れるということだ

商品説明文によれば、このシャツはあなたの楽しみを周囲の同僚や友人知人に気づかれることなく、どこでも行なえるために開発された発明品だという。発売日は少し先になるようだが、試作品を使った体験モニターによるレポートも掲載されている。

「JerkShirtを着て地下鉄で使ってみたけど、信じられないフィーリングだったよ! 公共の場所で誰も不快にせずに、最後までやり遂げられたんだ。素晴らしいね!」(ニューヨーク在住・デイビットさん)

「このシャツはプライバシーを守り、思慮分別を保つことができ、そして楽しい。まさに待ち望んでいたシャツ。これまでなかった画期的な商品です」(フロリダ州ホームステッド在住・エディーさん)

「職場に着て行くことを決断して、見事に成功しました。同僚にはほとんど気づかれることなく、シャツの中ですることができた。仕事も捗ったし、JerkShirtに感謝!」(ロサンゼルス在住・トビーさん)

体験モニターからは賞賛の声しか聞こえてこないようだ。気になる(!?)発売日、価格についての記載はまだないようだが、サイトでは先行予約を受け付けている。気になった向きは予約を……いやいや、くれぐれも自己責任でお願いしたい。

■射精の頻度は健康のバロメーター

エイプリルフールはとうの昔に終わってしまったというのに、なかなか遊び心に富んだ(!?)シャツが登場したわけだが、最新の研究では射精の頻度は男性の健康のバロメーターであり、あまり射精しない男性は前立腺がんのリスクが高いという報告が発表されている

泌尿器科学術サイト「European Urology」に発表された論文では、1992年の時点で20代の男性(ほぼ白人男性)3万1925人の健康状態を2010年まで追跡して分析した興味深い研究が公開された欧米の男性にはきわめて罹患率が高い前立腺がんだが、この3万1925人のうちこの期間中に前立腺がんであると診断されたのは約4000人にものぼっているということだ。割合にして12%以上である。そして前立腺がんは毎年新たに加わるがん患者の15%を占めているという

このデータには1か月間の射精の回数も自己申告制で記録されており、研究によれば射精の頻度は男性の健康状態を反映しているという結果が導き出されたセックス、マスターベーション、夢精のいずれにせよ1か月の射精回数が多い男性ほど良い健康状態にあることが浮き彫りになったのだ。そして射精回数と前立腺がん発症の関係も指摘されることになった。

分析によれば20代に月に21回以上射精していた者は、月に7回以下の者よりも前立腺がんに罹るリスクが19%減っているという。また40代で平均より射精回数が多い者は前立腺がんのリスクが22%減っているということだ“お盛ん”な男性ほど前立腺がんにかかりにくいことがデータから明らかになったのだ

逆に射精が月に3回以下の者は、何らかの慢性的な疾患を抱えている確率が高いという。そしてもちろん前立腺がんに罹患する確率も高くなる

「男性の成人期における安全な性的活動は、前立腺がんのリスクを減らす有意義なものであることを我々の研究は指摘しています」と研究を主導した米ボストン大学のジェニファー・ライダー博士は「Huffington Post」の取材に応えている。

射精回数と前立腺がんのはっきりした因果関係を説明するにはまだ研究が必要であり、またセックスを奨励しすぎることは感染症のリスクを高めることになり本末転倒となってしまう側面もある。慎重な意見も見られるものの、おおむね男性の射精回数は病気への抵抗力を反映するものであるという見解は支持されているようだ

「射精回数を一定数以上に保つことは、食事や体重管理と同じくらいがんのリスクを低減させるものになる」と、ワシントン大学の泌尿器科学者であるジョン・ゴア博士も語っている“使わないモノは鈍る”とは極端な物言いになってしまうが、男性陣はひと月の射精回数について意識的になってみてもよさそうだ

■男女ともに享受できるマスターベーションのメリット

この話題は男性に限った話ではないようだ。2010年に発表された研究によれば、アメリカ人の成人のうち男性の94%がマスターベーションを行なったことがある一方、女性の85%もマスターベーションの体験を有している。そして男性同様に、女性もマスターベーショーンからさまざまな健康的メリットを享受できるということだ

女性のマスターベーションは子宮頸管感染症と尿路感染症を予防する働きがあるという女性が性的に興奮した際には、膣内部や女性器全体がふっくらと充血し、粘液(愛液)が分泌されるさらに興奮が進むと、膣の奥が空洞状に拡張する現象であるテンティング(tenting)が起こるこのテンティングと盛んな粘液の分泌によって、膣内のバクテリアが洗い流されて清潔な状態に回復するといういわばマスターベーションによって膣が洗浄されるのだ

また科学系情報サイト「IFL Science」の記事によれば、女性のマスターベーションは2型糖尿病の罹患リスクを低減し、ホルモン分泌と緊張緩和によって不眠症を改善する効果があるということだ。さらにオーガズムによって骨盤底筋が鍛えられて筋力が増してくるという。加えて男女に共通するマスターベーションのメリットとしては、ストレスの軽減、血圧の低下、自尊心の回復、他の疾患による痛みの緩和などが挙げられる

マスターベーションは感染症の危険もなく、妊娠のリスクも皆無な安全な性的行為である。そこで記事では、カップルの間での“相互マスターベーション”を推奨しているつまりお互いの手のみを使う性交渉だ時間的余裕がない時でも、体力的に本格的な性行為が難しい場合でも、手だけの性交渉ならハードルはグッと下がるものになる。どこをどうされると良いのかなど話しあうことで、カップル間のコミュニケーションもはかられるということだ

1人でもカップルでも安心して堪能できるマスターベーションは決して惨めで恥ずかしいものではなく、さまざまな制約に縛られた日常生活の中でむしろ積極的に行いたい効率的な性行為であると言えそうだ。最近ではジカ熱が性交渉によって感染した事例が報告されていることもあり、確かにマスターベーションに対する認識を新たにすべき時なのかもしれない。

文/仲田しんじ

@DIME2016.06.05

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