使用禁止の農薬が高濃度で残留も→中国

中国山東省青島市で最近になり、スイカを食べた直後に嘔吐したりめまいを起こす人が相次いだ。「問題のスイカ」からは殺虫剤成分が検出された。ただし出荷した海南省では今のところ、、汚染されたスイカが見つかっていない。中国では農産物の化学物質汚染が多発している2011年には畑で収穫目前のスイカが次々に“爆発”した。膨張促進剤の乱用が原因とされている

問題を起こしたスイカには、中国でもすでに販売と使用が禁止されている農薬のアルジカルブが基準を超えて含まれていた。青島市では少なくとも17人が、スイカを食べてアルジカルブの中毒症状を示したとされる。

北京青年報によると、問題を起こしたスイカは海南省万寧市で生産されたものだった。通報を受けた万寧市当局も2日、スイカ生産現場に人員を派遣して検査をしたが、規則に違反した農薬の使用例はなかった。また、流通していたスイカ14個を検査したが、残留農薬はすべて基準内だったという。

海南省は島嶼部だけからなる省だ。そのため同省ではスイカを含めた一部農産物を船舶で島外に運ぶ際、残留農薬などについての「検査報告」を提示せねばならない。

ただし同「検査報告」の実態については、「生産農家が自分で農産物数個を地元当局の検査センターに持ち込む方式」との指摘がある事実とすれば、自らが栽培したのではない農作物を検査してもらうなど、抜け道はいくらでもあることになる。さらに「検査報告は農民が自分で偽造している」と話した農民もいるという

中国では農産物から基準を上回る残留農薬や重金属が検出される事態が多発している。2011年には江蘇省や河北省で収穫直前のスイカが次々に「爆発」した。メディアは「畑のあちこちから『ボン!』、『ボン!』と音が響いた」、「畑は、まるで地雷原だ」と伝えた。膨張促進剤の乱用が原因だったとされる。農民は「小さいのも爆発する、中ぐらいのも爆発する、大きいのも爆発する、全部爆発する」と嘆いたという。

参考 サーチナ 2015.04.06

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