住友電工→再生可能エネ1000億円目指す

住友電工は20年度までに集光型太陽電池やレドックスフロー蓄電池、情報通信技術を用いた電力管理システムなど再生可能エネルギー関連の新事業で売上高1千億円を目指す。現在は売り上げが立ちはじめた段階だが、今後5カ年で急拡大させる。

集光型太陽電池は北アフリカや中南米で実証実験を相次ぎ開始しているほか、米国や豪州などの需要に期待。インフラ事業推進部長の徳丸亀鶴執行役員は「将来的には集光型太陽電池と蓄電池でそれぞれ350億~400億円の売上げを目指したい」としている
集光型太陽電池はレンズで光を数百倍の密度に集め、高効率の化合物半導体に照射するもの。一般的なシリコン太陽電池の2倍の変換効率を確保している
太陽を自動追尾する機能があるほか高温にも強く、高日射・高温地域に適している
既に国内では横浜製作所で実証を進めており、今月からは大型架台に多くの電池を搭載する実験に着手。海外では昨年9月から北アフリカモロッコのワルザザートで出力20キロワットの太陽電池を設置し、現地政府と共同で実験を実施している
また、今年3月からはメキシコのアグアスカリエンテスのワイヤハーネス工場敷地内で10キロワットタイプを稼働。併せて今後は米国で実証機を設置し性能評価を進めるほか、豪州でも新規案件の開拓に着手する
レドックスフロー蓄電池は硫酸にバナジウムを溶かした電解液を用いており、再生可能エネルギーを一度充電して安定化させるもの大容量で電力を出し入れするスピードが速いほか、安全で使用回数に制限がないことも特長。国内や米国に加えインドなどでも需要に期待している

鉄鋼新聞2016.04.12

 images-3-48-150x150images

【関連する記事】