伝染病に強い豚開発

米ミズーリ大や英社などの研究チームは「豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)」と呼ばれる伝染病を発症しない豚を開発した

新たな遺伝子操作技術である「全遺伝情報(ゲノム)編集」を活用し、発病を促すタンパク質を豚の体内で作り出さないことに成功した早ければ5年後にも商品化し、養豚農家への販売を目指す。チームは「他の病気にも応用できるかもしれない」と期待している

PRRSはウイルスで感染し、流産など母豚の繁殖障害や、子豚の呼吸障害を引き起こす有効な治療法はないため致死率は高く、米国では年6億6000万ドル(約700億円)以上の被害が生じていると試算される欧州やアジアでも発生し、日本では沖縄や関東などで2015年に131頭の被害が確認された

 ミズーリ大とカンザス州立大、英国の動物バイオ企業ジーナスの研究チームはウイルスに感染後、豚の体内でPRRSを発症させるタンパク質を発見ゲノム編集技術を使い、遺伝子の並び方を変えた結果、このタンパク質とは無縁の豚が誕生した

時事通信2016.05.02

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