伊方原発→3例目審査合格

原子力規制委員会は15日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が新規制基準に適合しているとする審査書を決定し、四電に許可を出した九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に次ぐ3例目の審査合格になる再稼働は早くて年明け以降になる見込み

ただ、規制委の審査は原子力防災対策を対象にしていない約40キロの細長い佐田岬半島の付け根にある同原発で、事故時の住民避難計画にどう実効性を持たせるかという課題が残る

規制委は5月20日に審査書案を了承した。30日間の意見公募で3464件が寄せられたが、結論に大幅な修正はなかった。

再稼働までには▽地元同意▽工事計画など二つの認可▽使用前検査--の手続きが必要で四電は二つの認可の補正書を今秋に提出する方針先行する2原発では認可の審査や使用前検査が大幅に長引いている。四電が目標とする「年内」の再稼働は厳しい情勢だ。

佐田岬半島の先端側には約5000人が住む。もし原発事故が起きたら、愛媛県は深刻化する前に原発の近くを通る陸路やフェリーなどの海路で住民を避難させるとしている。だが、地震や津波で道路や港が被災すれば「陸の孤島」になる可能性がある。その場合、政府や県は住民を屋内退避させる計画で、住民の理解を得られるかが鍵になる

 四国電力は「さらなる安全性と信頼性の向上を目指し、伊方原発の安全確保に不断の努力を重ねる」とのコメントを発表した。

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参考 毎日新聞 2015.07.154

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