乳牛はインドア派? 放牧でストレス

 乳牛は放牧より畜舎の方がお好き?――農研機構・東北農業研究センターは、放牧したホルスタイン種が舎飼いよりもストレスを感じているという研究成果をまとめた。特に不快度を示す温湿度指数が高い時、舎飼いに比べて、放牧はストレスを強く感じていたストレスが少ないと考えられてきた放牧だが、従来の概念に一石を投じる

同センターが5~11月に放牧していたホルスタイン種16頭で、ストレス強度の指標となる尿中のコルチゾールを測定放牧中と畜舎内で過ごしている時に延べ446回分を調べた結果、放牧でコルチゾールの含量が多かった放牧で温度、湿度が高くなるほどコルチゾールの含量が増え、よりストレスを感じたとみられる

同時に調べた日本短角種は温湿度に関係なく、放牧の方がストレスは少なかった。同センター畜産飼料作研究領域の東山由美主任研究員は「牛の品種間でストレスの感じ方に違いがあることが分かったホルスタインは、乳量に差はなかったが、長期的に見れば生育に差が出る可能性もある」と説明夏場の放牧は、木陰を作ったり、夜間放牧でストレスを和らげたりしてやるのがよいと提案する

日本農業新聞

日本農業新聞 2016.03.26

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