中高年夫婦→セックスレス急増

 中高年の夫婦間のセックスレスがこの10年で急増していることが、日本性科学会セクシュアリティ研究会の調査(研究代表者=荒木乳根子ちねこ・元田園調布学園大教授)でわかった

婚外の性交を肯定する割合も増えており、結婚や性に対する意識が急激に変化していることがうかがえる

調査は、産婦人科医や臨床心理士らで作る同研究会が1999~2000年、02~03年、11~12年と3回実施。40~70歳代の性行動や男女関係について、既婚者と単身者別にアンケート形式で尋ねた。最新の12年調査には1162人が回答した。

その結果、夫婦間で「この1年間、性交渉が全くない」としたのは、男性の40歳代で34%50歳代で53%と、00年調査のそれぞれ7%、16%から大幅に増加した女性も40歳代で10%が30%に50歳代で23%が53%に増えた。60歳代、70歳代も同様に増えたが、増加割合は小さかった。単身者では変化がなかった。

一方、配偶者以外の異性と親密な付き合いが過去1年にあった男性は32%、女性は14%と、00年のそれぞれ11%、5%から増えた「性的な関係があっても家族に迷惑がかからなければ構わない」と答えた割合は、男性は17%が33%に、女性は6%が14%に倍増した

荒木元教授は「『配偶者に愛情がない』『離婚願望がある』と回答する人も増え、夫婦の関係性が薄れている。ネットや携帯電話の普及で婚外恋愛もしやすくなり、女性の社会進出で夫に自己主張できる女性が増えていることも背景にある。調査結果をパートナーとの関係を見つめ直すきっかけにしてほしい」と話す。

参考 (2014年9月1日 読売新聞)

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