中国製品が世界に氾濫する時代は終わった

中国メディアの中国新聞社によれば、米誌フォーブスは中国の人件費が上昇していることについて、「メード・イン・チャイナが世界中にあふれる時代はすでに過去のものになりつつある」と論じ、専門家からは「中国の製造業は今後、技術やイノベーションによって成長することが求められる」との指摘があると紹介した。  記事は、「海外のメディアは中国の製造業が衰退していると盛んに報道している」とし、フォーブスが「中国は経済成長によって人件費も上昇し、安価な労働コストという従来の強みを失いつつある」と論じたことを紹介した。  続けて、「フォーブスは、メード・イン・チャイナが世界中にあふれる時代はすでに終わったと伝えた」とし、ボストン・コンサルティング・グループの報告書を引用したうえで、「人件費の上昇とエネルギー価格の上昇が中国の製造業の競争力を低下させており、かつて世界の工場と称された中国は製造業界の競争から脱落しつつある」と論じた

一方で記事は、「かつては低品質の代名詞だった中国製品は、今では高速鉄道をはじめとする高付加価値の製品へと変貌を遂げつつある」と主張、中国政府・商務部研究院国際市場研究部の白明副主任の発言を引用し、「メード・イン・チャイナの製品は通信や家電、工作機械などの分野で競争力をつけてきている」と論じた。  また、民生証券のマクロ経済研究員の話として、「中国の製造業は人件費における競争優位を失ったものの、技術力はドイツのような国には劣る」と主張、技術的なイノベーションによる競争力の強化が必要との見方を示した。  続けて、白明氏が技術力の強化と同時に、労働力の質を向上させることも必要との見解を示したことを紹介、「技術力と労働力の質をともに強化することで、高齢化による人口ボーナスの喪失を克服する必要がある」と論じた。

参考 Sear China 2014.09.04

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