中国経済→独り負け

中国経済が深刻度を増している暴落を続けてきた上海総合株価指数はいったんは反発したが、投資家の警戒感は消えない。英金融大手HSBCが発表した製造業の指数も低迷が続き、習近平政権が目標に掲げる7%成長を割り込むのは確実。それどころか「企業の業績はゼロ成長」という指摘もある

再び上昇するのか、それとも死んだ猫か」-。前週に約13%の暴落を記録した後、23日に2%強戻した上海株について、英紙フィナンシャル・タイムズはこんな見出しで報じた

投資用語の「デッド・キャット・バウンス(死んだ猫でも高いところから落とすと跳ねる)」を引用したもので、23日の反発は大幅下落の後の一時的な小幅高という疑念が残るというわけだ。

24日午前も上昇したが、日経平均株価が18年半ぶり高値をつけ、米市場でもナスダック総合指数が史上最高値を更新するなど主要国の株価が上昇するなか中国株への不信感は払拭できない

経済指標も悪化が目立つ。HSBCが23日発表した中国製造業の景況感を示す6月の購買担当者指数(PMI)は49・6と、好不況の判断の節目となる50を4カ月連続で下回った雇用の指数が下落し、企業が人員増に慎重になっていることがうかがわれる

5月の輸出は前年同月比2・5%減、輸入は同17・6%減で、ともに3カ月連続で落ち込んだ

フィナンシャル・タイムズ紙は「中国の上場企業の収益の成長率は、日本や米国を下回る0・7%にまで落ち込んでいる」と指摘した4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は政府目標の7%を割り込む見通しだが経済の実態はもっとひどいのかもしれない

参考 夕刊フジ 2015.06.24

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