中国兵→実行支配線を超えインド側に侵入

インドの治安当局者は12日、産経新聞に対し、中国人民解放軍の兵士11人が今月8日、カシミール地方の中印両国の実効支配線を越境してインド側に約6キロ侵入したと明らかにした。インドの治安部隊と約2時間にらみ合った後、中国側に退去した。

中国兵らは車両4台でインド側に入った。この治安当局者は「中国側が誤って越境した」と説明しているものの、別の印北部ジャム・カシミール州の当局者は「6キロも侵入したのはミスではなく挑発行為だろう」と中国側を非難した

12日付のインド紙ヒンズーは、11日にもカシミール地方で別の越境行為があったと伝えたが、インド当局は確認していない。

カシミール地方では約3年前、中国兵が約3週間にわたってインドの実効支配地域に駐留し、両国関係が険悪化したことがある。その後両国は、衝突を防ぐための「国境防衛協力協定」を結んでいる

インドはカシミール地方の東部で中国、西部でパキスタンと領有権を争っており、パキスタンとはしばしば交戦が発生している中国とも1962年に大規模な武力衝突が起きた

産経新聞  2016.03.12
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