中国人客が日本を目指す

韓国メディアのイーデイリーは6月1日、中国人観光客が韓国を通り越し、日本へ行く理由として、日本の陸路である「鉄道」の観光競争力と海のホテルと言われる「クルーズ」において、日本は韓国よりもはるかに優れているうえ、日本の鉄道インフラは世界1位だと紹介した一方、韓国の首都圏以外では、「タクシーの方がまし」であるという記事を掲載した

記事によると、日本の陸路と海路のインフラは、韓国よりもはるかに上回っていると指摘特に日本の鉄道網は、日本の主要空港と都心、そして観光地をクモの巣のようにつなげているとのことまた世界経済フォーラム(WEF)は日本鉄道のインフラ競争力は世界1位として認めているとし、最近急増している中国人観光客の旅行の足としてもかなり活躍していると伝えた

一方、韓国の場合、首都圏以外の観光地へ行く場合、アクセスは急激に落ちると指摘。例えば、日本の関西空港に到着し、大阪の難波駅までは約48.3キロメートルであるが、南海電鉄の特急ラピートであれば乗り換えなく、最短で約34分で行けるしかし、韓国の清州国際空港からわずか33.2キロメートル離れた俗離山国立公園まで行くには、バスしかないうえ、2回以上乗り換えなければならない。その上、一般バスと市外バス、農漁村バスと乗り継いだ場合、3時間以上はかかり、外国人観光客にとっては、苦労でしかないと伝えた

この状況に対し、ソウルの明洞観光情報センター関係者は「京畿道と釜山などを除き、地方へ旅行する中国人観光客は1カ月に1人いるかいないかだ」とし「地方にある観光地ではバスが1時間に1本程度という劣悪な状況のため、むしろ駅からタクシーに乗ることを勧めている」と述べたと報じた

 続けて記事は、海上のホテルと言われているクルーズについても、日本は韓国よりも優れていると指摘。日本ではすでに横浜をはじめ、30台以上のクルーズが立ち寄れる寄港地(乗下船ターミナル・桟橋)が20所を超えているほか、日本政府が今年初め、クルーズの乗客に限り外国人観光客を対象に「ノービザ政策」を実施したり、港湾内に一時的に免税店を開けるよう規定まで変更したと伝えた

一方韓国は、日本とは対照的で、3カ所しかクルーズの寄港地はなく、外国人観光客を対象にした政策があるわけでもないが、韓国政府は来年までに、クルーズの寄港地を5カ所作る予定があるようだと報じた

韓国文化観光研究ユン・ジュ副研究員は、これらに対し「韓国国内の寄港地観光商品をクルーズ料金に含めダンピング販売し、低価格商品が乱立されているため、まともな観光ビジネスが行われていない」と指摘した。加えて、韓国海洋推算開発院の海運港湾室長は「観光業界や地方自治体、政府が一緒に市場を細分化し、戦略的にアプローチしたり、観光商品を多様化するなど中国人観光客獲得の準備をしなければならない」と述べたと報じた

また、韓国の旅行会社がクルーズについて中国人観光客を集めた中国の旅行代理店にお金を上乗せして、クルーズ観光ではなく、ショッピング観光をさせたりと、手数料をとっている陸地観光の商習慣が相変わらずあるため、中国人観光客にとって、韓国国内の観光地には興味がなくなる原因と指摘されていると伝えた。

参考 サーチナ 2015.06.05

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