中国主席、中東に4兆円融資へ

中東を歴訪している中国の習近平国家主席は21日、エジプトの首都カイロにあるアラブ連盟(21カ国・1機構)本部で演説し、中東での産業やエネルギーの開発を目的に総額350億ドル(約4兆円)規模の融資を実施する計画を明らかにしたエジプトに対しても150億ドル規模の投資・援助を表明中国と欧州を結ぶシルクロード経済圏「一帯一路」構想の実現に向け、中間にある中東への関与を強く打ち出した

中国国営新華社通信などによると、習氏はアラブ連盟での演説で、「一帯一路」構想への支持を呼びかけ、「相互に利益を得られる関係を築きたい」と訴えた。中東ではオバマ米政権が関与を薄めたのと反比例して、ロシアやフランスが軍事・外交面で存在感を増しているが習氏は「(力の)空白を中国は埋めようとはしていない」と述べた

一方、エジプトのシシ大統領との首脳会談では、エジプトが国際・地域情勢でより大きな役割を果たすことに期待感を表した。シシ氏は「一帯一路」構想を支持し、過激派対策でも中国と連携する考えを示した

両国政府は、シシ政権が開発の目玉に位置付けているカイロ郊外での新首都建設やスエズ運河の再開発事業など21分野での経済・技術協力協定に署名した

エジプトは2011年の革命以降、政情や治安が不安定で、主要産業の観光が低迷している財政難の政府はインフラ整備のため、外国の投資呼び込みに力を入れている。シシ氏は14年6月の就任以降、既に2度訪中し、中国を重視する姿勢を示している

参考 毎日新聞 2016.01.22

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