中国は北朝鮮制裁を履行できるか?

 国連安保理が2日に採択した北朝鮮に対する制裁決議は、中国がどれだけ厳格に履行できるかがカギだとされています。採択を受けて動きはあるのか、中朝国境の街を取材しました。

丹東の税関の駐車場です。北朝鮮と行き来する車が集まっていますが台数はかなり少なくなっています」(記者)

北朝鮮と国境を接する中国・丹東の税関では4日も、北朝鮮に物資を運ぶトラックなどが通関手続きを行っていました。1月の核実験以降、国境を渡る貨物は減少傾向が続いているといいます

Q.以前より減りましたか?
3分の1くらい減りました」(北朝鮮のトラック運転手)

今回の国連安保理決議では、北朝鮮に出入りするすべての貨物の検査が義務化されました。貿易関係者によりますと、丹東の税関では今月から商務省の係官も加わって、貨物検査が強化されているということです

もうひとつ、制裁の柱となっているのが北朝鮮からの石炭など一部の鉱物資源の輸入禁止です北朝鮮は中国への石炭輸出を主な外貨獲得手段としていて、履行されれば、大きな打撃になるとみられています。しかし・・・

Q.北朝鮮は制裁を受けてますが(石炭を)輸入できますか?
ものはありますよ」(丹東の貿易会社)
Q.多くありますか?
「あります」

複数の貿易会社の関係者がJNNの取材に対し、今のところ当局から輸入禁止の通達などは来ておらず、北朝鮮産の石炭の輸入は可能だと話しました

制裁決議の実効性は、今後、中国がどの程度厳しい措置を取るかにかかっていると言われ、中朝国境での動きに世界の目が注がれています。(04日20:54)

TBS News i  2016.03.05

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