中国の鉄鋼過剰生産→世界の迷惑

中国メディアのBWCHINESEは13日、生産能力の過剰は中国経済にとっての「持病」だとする一方、鉄鋼業界を例に「生産能力を削減することは容易いことではない」と論じた。  記事は、中国政府が2003年12月に生産能力が過剰気味の産業に対して投資を制限し、過剰設備の淘汰を求める通達を出したことを伝え、「すでに10年以上が経過し、その間も何度も通達が出されたものの、淘汰されるべき産業の生産能力は逆に拡大した」と伝えた。  続けて、中国の鉄鋼業界では多くの企業が赤字に陥っていることを伝え、需要が減退すると同時に価格も下落し、生産量も減少する一方で、環境保護に向けた社会的費用の負担は増大していると論じた。  さらに、中国経済の成長率が鈍化しているにもかかわらず、鉄鋼メーカーの間では生産能力を削減する動きが鈍いと伝え、会計や税務サービスを提供する英国のアーンスト・アンド・ヤングの分析として「中国の鉄鋼業界では需要に対して約30%も生産能力が過剰だ」と報じた。  一方で記事は、中国にとって生産能力を削減することは容易いことではないと伝え、その理由として「国有の鉄鋼メーカーは大量の雇用を提供しているため」と指摘し、生産能力の調整は雇用の不安定化につながりかねないとの見方を示した。  さらに中国は国内の鉄鋼業界における生産能力の過剰を解消するため、輸出量を拡大していると伝え、14年は輸出量が前年比で50%も増加したと紹介。一方、各国は中国から安価な鋼材が雪崩れ込んでいることに警戒感を示し、不当廉売関税(アンチダンピング関税)を課する国が増えていると伝えた

参考 サーチナ 2015.05.20

【関連する記事】