中国の外交に翻弄される韓国

韓国・朝鮮日報は6日、「中国の駆け引き外交に翻弄される韓国」と題したコラムを掲載した

池海範(チ・ヘボム)東北アジア研究所長のコラムは、米国の終末高高度防衛ミサイル(サード)の韓国配備問題を巡る韓国政府の態度を批判したもの

この問題では中国は当初、民間学者や退役軍人が韓国を牽制した。昨年8月に尹卓・予備役海軍少将が中国国営テレビのインタビューで「サードの韓国配備は韓中関係を損ねる可能性があり、韓国が核先制攻撃を受ける可能性もある」と威嚇した例などがそうだ

その後、今年3月には韓国を訪問した劉建超外務次官補が韓国外交部や国会で「サード反対」を強調、同時期に常万全国防部長もソウルを訪問し、同様の立場を示した中国は最初に民間人を使って韓国の反応を伺い、特に反発がないことを見極めたうえで発言のレベルを引き上げ韓国を追い込んだ

コラムは、こうした経緯を紹介したうえで、中国が最近、白頭山(中国名・長白山)に弾道ミサイル・東風21の基地を建設した際には「周辺国に意見を尋ねることはなかった」と指摘し、サード配備問題での韓国に対する干渉の不当性を強調する

ただ、こうした「不当な内政干渉」を許した原因は、「堂々と対応できていない」朴槿恵政権にあると断じる。「韓国は初期の段階で『韓国の生存問題に内政干渉をするな』とクギを刺すべきだった」と指摘したうえで、「中国の駆け引き外交に韓国が翻弄され続ければ、米日だけでなく、国際社会全体が韓国をあざ笑うことになる」と警鐘を鳴らしている

このコラムに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

我々の近隣外交の限界。次は正統派保守の女性大統領が出て、日中ロに強い態度で対応する外交をしてほしい。ドイツのメルケル、英国のサッチャー、米国のヒラリーを合わせたような女性大統領が出てほしい」

「この国の政治家たちがそれを知らないことが嘆かわしい。時代のリーダーはいないのに、派閥争い、私利私欲に目がくらんだ政治家ばかりで、国の将来が真っ暗

弱い態度で外交する理由はない中国漁船が韓国の海域に入って操業しても、生温い態度を取っているから、韓国の漁民や海洋警察だけが困る結果になっている

「記事にあるように“安保は自分を守る手段”。そのために、気を使う理由はない」

長い間、他国の顔色をうかがってきたが、そろそろ変えるべき

国家安保を他国に依存してはいけない。自国の利益に害を与える時には、いつでも背を向けて当然。安保で中国の顔色をうかがうな。これでは現状から抜け出せない」

現実を直視する智恵と目標意識が必要。軍事力を育てる投資も必要」

サードを私たちが作って配置するなら、中国に何かを言われる筋合いはない。米国が絡むと関係に亀裂が入る」

「ノーと言える度胸が必要」

「この記事を書いた記者を外交部長官か国防部の長官に!」

この国には戦略家がいない。中国の主張を詭弁と知りながらも、対応するための論理を考えていない」

参考 FOCUS ASIA.COM 2015.07.11

 

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