中国、発酵製品の生産量→世界トップ

天津市で先頃発表された「中国工業用バイオテクノロジー白書2015」によると、14年の中国の主要発酵製品の生産量は2420万トンで世界トップとなり、年間生産高は3000億元(約5兆2260億円)近くに達していた。中国国営新華社通信が伝えた。

 中国の発酵製品分野は着実な成長をみせており、第12次5カ年計画(「十二五」、11~15年)期間中は、うま味調味料、リジン、クエン酸、結晶ブドウ糖、マルトース(麦芽糖)液、グルコン酸といった大口の製品を中心に、アミノ酸、機能性糖アルコール、オリゴ糖、微生物多糖といった高付加価値製品で多種展開を行うという構図の下に発展。食品、医薬、化学工業などの関連産業に良質原料を提供してきたという

白書は、優良菌株と先端的な設備を導入し、新型酵素製剤を開発したことで、中国の酵素製剤工業も急速な発展を遂げた点も指摘。14年の工業用酵素製剤の生産量は116万5700トンに達し、年間増加率は10%前後を維持しているという。

工業用酵素製剤の世界シェアは現在、デンマークのノボザイムズ米デュポンオランダのDSMなどに独占されているが、白書では、同分野の事業への投資が進めば、中国の生産力と競争力も向上していくとの見通しが語られている。(上海支局)

SankeiBiz 2016.03.29

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