中国、多難な構造改革→不良債権根深く

主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、中国は構造改革の着実な実施を迫られた

しかし、不良債権処理や、将来に向けた社会保障制度の構築といった難題に本腰を入れるかどうかは見通せない。世界的な株安の「震源地」になっている中国の経済運営に各国はいらだちを隠さない

■いびつな経済

中国は2008年のリーマン・ショック後、4兆元(約76兆円)の景気対策を打ち出し、経済を立て直したが、過剰な投資を続け、地方政府の借金が膨らんだ。公共投資を含む設備投資が、国内総生産(GDP)の4割を超えるいびつな構造だ

中国自身もこの問題を自覚し、内需主導型経済への移行を目指しているそれでも株価下落を受け、李克強(リークォーチャン)首相が8月28日、「積極的な財政政策を続け、今年の経済目標を達成する」と述べ、財政出動にゴーサインを出した政府系金融機関が3000億元(約5兆7000億円)の債券を発行し、鉄道や高速道路など地方のインフラ投資を後押しする

現在はGDPの2・3%以下と定めている財政赤字の上限を引き上げるとの観測も浮上している

参考 読売新聞 2015.09.06

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