中国→EV電池の生産量不足

中国メディア・財経網は16日、中国国内の新エネルギー自動車生産量の増加に伴って電気自動車用電池の生産が急増する一方、技術開発にまで手が回らず日本や韓国のメーカーに大きく後れを取っているとする記事を掲載した。新エネルギー車とは電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリットカーを指す。

記事は、中国自動車工業協会のデータで、今年上半期の中国における新エネルギー車生産台数が7万6000台と、前年同期比で250%増加したことを紹介。一方で電気自動車用電池の生産量が不足しており、技術力の低い電池生産企業が生産能力を拡大していると伝えた

そして、このような状況が続けば国内の電気自動車用電池生産能力は過剰状態になる見込みが高く、業界関係者が来年下半期には技術力を持たない企業が淘汰される業界再編が起こると予測していることを併せて紹介した

記事はまた、電気自動車用電池の研究開発において、中国企業が日本や韓国の企業から大きく引き離されているとも説明。国内企業の生産コストが現在1ワットアワーあたり2元(約40円)であるのに対しLGやサムスンなどの韓国企業は1.8元にまでコストダウンしていること電池ユニットのエネルギー密度の面でも日韓が中国をリードしており25キロワットアワーの容量を持つ電池を製造した場合、中国製は190キログラムを超えるのに対し、韓国製は140キログラム、パナソニックなどの日本製は125キログラムで済むことを、専門家の話として伝えた

そのうえで、中国の国内の電気自動車用電池企業の責任者が「現在、パナソニックがLGやサムスンを12-18カ月リードしている。そしてLGやサムスンは(中国の)国内企業を12-18カ月リードしている」と語り、国内企業はオートメーション化が遅れ、研究開発や製造レベルも追いつかない状況であると説明したことを紹介した

参考 サーチナ 2015.07.17

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