中国→預金保険の上限50万元

中国は銀行の預金保険制度を導入する市場主導型経済への転換を一段と進める中、残っている金利規制の撤廃や銀行の破綻容認に向けた動きとなる

中国人民銀行(中央銀行)が11月30日にウェブサイトに掲載した草案によると、預金保護は各行で預金者1人当たり最大50万元(約970万円)となる

同制度が導入されれば国家が経営に強い影響力を及ぼしている中国の銀行に対する当局の暗黙の保証はなくなり、預金金利規制の撤廃への道が開かれ、銀行間競争が強まることになる

預金者は大手行を選ぶようになり中小銀行の流動性不足が深刻化して破綻の可能性が高まると予想される

中国の預金者の人民元預金は10月末時点で112兆元。不良債権は6年ぶりの高水準となっており、金融システム内の緊張を示唆している。アジアの主要国で正式な預金保険制度を持たないのは中国だけだ

みずほセキュリティーズアジアのアナリスト、ジム・アントス氏(香港在勤)は人民銀の発表前に「中国本土経済が力強さを欠き、中小銀行が流動性危機に陥るリスクが高まっていると考えられるため、中国には今、預金保険が必要だ」と語った。

参考 Sankei Biz  2014.12.02

 

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